前半によく来られる。
H社長、
早稲田大学出身の博学な御仁、
「今宵もウイスキー」
色んな作家さんが書いた。
ウイスキーに関する短編集、
なのだが、
やはり私が印象に残ったのは、
「宮本輝」さん、
私の愛する名作「泥の河」の作者、
陰と陽の抑揚が散乱する。
氏の書かれた作品には、
それを何度も感じた事がある。
そして氏の作品を読むとこの歌を思い出す。
「男はつらいよ」寅さんの主題歌の二番、
「ドブに落ちても根のある奴は
いつかは蓮の花と咲く」
この歌と「宮本輝」さんの作品がリンクした事が、
何度もあるのだが、
私だけだろう・・・
その「宮本輝」さんの作品がこの本に収められている。
その名も「吹雪」
汽車の中の小さな出来事、
と、なると私の愛する。
「宮沢賢治」の「銀河鉄道の夜」を思い出す。
まあ、あまり内容に触れるのも野暮な話なので、
興味のある方は、
当店にもありますが、
どうぞ!
- 作者: 太田和彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2015/02/28
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寅さんの名言を一つ、
「ほら、見な、あんな雲になりてえんだよ。」