阪神電車に乗って、
どこかの駅で降り、
トボトボと沿線を歩いた初夏、
よく目的はあるのかと、
尋ねられたが、
まあ、一応、
しかし、時は迫っている。
急げ!俺!
いや、電車!
甲子園を過ぎると、
六甲山が見えて来た。
今回は移動距離が長い、
故に手前で降りて、
歩く時間が無い、
本当は、3駅づつぐらい歩いて、
辿り着きたかったのだが、
まあ、計画通りに行かないのが人生だ。
そして、何処に行くか?
戦後70年の節目に降り立った駅は、
良い雰囲気の駅だ。
名を「香櫨園」と言う、
大阪の摂津市には、
「香露園」と言うのがある。
ここの「香櫨園」と言うのは、
この説明にもあるように、
1907年にあった遊園地の名前で、
大阪の商人が二人で作り、
その両名の名から一文字づつ取り、
この名になった。
その後1913年に閉園
そしてこの駅、
平成5年までは空襲の難を逃れた。
木造の旧駅舎だった。
西宮七園の一つで、
高級住宅地、
確かにバレエスタジオや、
おしゃれなカフェ、イタリアン、フレンチ等もある。
我が町とは大違い、
逆にコンビニや食堂が見当たらない、
駅の近くには、
少しほっとするような小さな飲み屋街もあった。
駅の下には「夙川」が流れ、
長閑な雰囲気を滲み出している。
駅に電車が止まると、
多くの人達が同じ方向に歩き出す。
何かの流れのように、
しかし、そちらは私も行こうと思っていた方角、
ん?う~ん・・・
まさか、この行列のような人出が同じ所へ?
と、修学旅行のようになり、
多くの人達と歩き出した。
ええっ、皆入って行く、
人混み・・・
駅の近くにある。
「西宮大谷記念美術館」
これは個人の邸宅を寄付、
土地建物、美術品まで、
勿論大谷さん、
そこで今開催されているのが、
イタリアの絵本の原画展
中は満員・・・
流石連休、
いや、結構人気があるようだ。
混んでる美術館ほど嫌いなものは無い、
私は、足早に去った。
ここが目的でも無いので、
急げ、そして、
「歩け、歩け、続ける事の大切さ」
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