黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

M1号 3

初めて来た少女、
その右側に、
大和級怪獣と化した。
M1号、グレートM、
そして左側に肝臓が4つあると言われる。
あ嬢、



そして攻防が始まった。
カウンターが満席で聞き取れなかったが、
M1号があ嬢の逆鱗に触れたようだ。
強烈に否定されている。


火を吐くM1号、
しかしそれ以上の業火を吐くあ嬢、
どうもM1号が当店の事を軽くあしらったようだが、
あ嬢も自分のお店の大事なお客さんを連れて来られているので、
そこは強く反論したようだ。


まさに「南海怪獣大戦争」
おっと、M1号がおとなしくなった。
地獄の業火に焼かれたようだ。
しかしこのままでは、空気が悪いので、
実はあ嬢も相当の映画マニアである事をM1号に告げた。


すると、いりなり丁寧は口調になったM1号、
映画の事にはやはりリスペクトするようだ。
いや、それより少女がどうなったか?
そこはあ嬢が気を利かせ、


「どうぞ、何か一杯」と、
そして「こういう大人も居るから大丈夫ですよ」と、
付け加えていた。
明らかにM1号への牽制球だ。
その後もあ嬢がもう一杯、
少女にご馳走してくれた。


その頃M1号の矛先は完全にあ嬢に向かっていた。
「明日も仕事やろ、今日はもう帰りなさい」
と、私が少女に告げると、
何度も頭を下げ、
少女は帰って行った。


初めて一人でBARに来て、
光と影をしっかり見ていった少女、
又来るだろうか・・・


しかしドラマは始まったばかりだった・・・
ゴングが鳴り、
今度はこの曲が店内に流れたような気がした・・・


このつづきはここでは書けませんので、
お店で!