黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 AKIRAへ

知り過ぎて解らなくなる事もある。
昨今のネット環境の充実により、
情報が太平洋のように押し寄せる。


完全に溺れている。
あの夏の日のK太のように・・・
数年前までは情報の収集と言う能力を懸命に使っていたが、
今は情報を整理する力が重要になっている。


膨大な情報が脳の中でひしめき合うと、
些細な事にヒットし、リンクしてしまう、
数日前、このボトルを飲んだ。

「漆黒のキルホーマン」
「ロッホ・ゴルム」


その瞬間、棚の奥に何年かあったような気がする一本のボトルが浮かんだ。
何だ?
その夜は初夏の涼し夜だった。
AKIRA君と二人、


テイスティンググラスを傾けた時、
私が言った。
S「何かのボトルが見えた」
A「何ですか?」
S「解らん・・・」
S「多分2〜3日すれば解る」
A「では2〜3日後の酒通信で書いて下さい」


その次の日から膨大な記憶の海を泳ぐ事になった。
年を取って来ると中々記憶が出て来ない、
50代の方は今頷いたはず、


棚の上、奥、黒い・・・

「・・・・」


思い出した・・・
久しぶりに買ってみようか、
飲まれますか?
ペドロ・・・
ダブル・・・