黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

青木さんのモデル 輪島功一

明らかに「はじめの一歩」に登場する。
青木勝のモデルは輪島功一だろうと思う、
しかし青木さんは何度も「カエルパンチ」を放つが、
輪島が「カエル飛び」をしたのは、
世界タイトルを奪取した
「カルメロ・ボッシ」(イタリア)戦の一戦のみ、
だが、逆に青木さんは少し大人しいぐらいだ。


本家、輪島功一はそんなレベルでは無い、
「オスカー・アルバラード」
防衛戦で一度輪島をマットに沈めた男、
しかし、その七ヵ月後、彼はチャンピオンの座から、
転落する。
彼を引きずり落としたのは、
おでんだった・・・


オスカー・アルバラードとの再戦の際、
記者会見で輪島は、
減量に苦しむチャンピオンの前で、
なんと、まさかの、
おでんを食べ、ビールを飲み、
それをチャンピオンに勧めると言う、
暴挙、いや心理作戦?に出た。


それだけでは無い、
柳済斗との再戦時では、
マスクをして現れ、
風邪を引いて体調不良であるように装っのだ。
これは明らかに偽装では・・・スポーツマンシップは・・・


しかし輪島はチャンピオンのまま、
知人に引退するように勧められるが、
こんな言葉を残している。


「俺は辞めないよ。チャンピオンのまま引退すれば、
確かに傍目には格好良く映るかもしれない。
でも、本当はちっとも格好良くないんだよ。
どうして引退する必要があるんだ?


次の相手には勝てないかもしれないと考える、
負けることを恐れる臆病な心からじゃないか。
見た目や格好を気にすると人は臆病になる。
体が決定的に壊れてもいない、


まだ戦えるのに辞めるのは卑怯だと思う。
だったらたとえ負けても闘うべきじゃないか」
            輪島功一


この言葉通り、輪島は同じボクサーとして、
袴田巌氏を支援し続けた。
この袴田氏が釈放された場合、
氏はチャンピオンになる予定がある。


そして氏は釈放された。
2014年1月 、世界ボクシング評議会WBC)が名誉王座を認定し、
袴田氏にチャンピオンベルトを授ける事になっている。
そして15R最後のゴングは鳴り、
輪島はチャンピオンの手を持ち・・・