黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 2001

暫くの間閉鎖していた蒸留所があった。
一人の男がその蒸留所を蘇らせた。

名を「ジム・マッキュワン」
ウイスキーに携わる者なら、
誰もが知るウイスキー界の重鎮、
氏は15歳で樽職人になり、
のちにボウモアのマネージャーに就任、


その勤続40周年を記念して出されたシリーズ、
「ジム・マッキュワン・ケルティックハートランド
その中の一本、
生産数1,017本の
「カリラ30年 アマローネフィニッシュ」
その味わいは今でも脳裏に焼きついている。


その氏が蘇らせた蒸留所は、
2001年に息を吹き返した。


ヘブリディアン諸島アイラ島の西海岸、
インダール湾岸にその蒸留所の美しい白壁が続く、


ブルイックラディ

その蒸留所が前オーナーの手を離れ、
全てが氏の手で造られた商品がついに出た。
名を「ブルイックラディ 2001
レザレクションドラム」

100%バーボン樽
通常3〜4PPM程度のピートレベルだが、
2001年のみ10PPMのピートが炊き込まれたと言う、
このスタイルは再開年の2001年のみの生産、
ブルイックラディ・アクアと呼ばれる鮮やかな水色のボトルが、
届いた。


レザレクションとは、
復活を意味する。