正月が過ぎ、ゆったりと流れる時間の中、
今年もここに、
境内には誰も居なく、
風も無く、寒気が身を包む、
しかし正月は忙しかったような、
ゴミ箱が賑やかになっていた。
昭和40年代、
父と二人で来た初詣、
大晦日が過ぎ、元旦の深夜、
灯りは無く、暗く、
涙が出そうになるほど、
人が居なく、
寒さだけが倍増した。
その年代ならそうなるだろう、
静かに手を合わせた。
そういう事に、
右や左は関係ない、
ただ昼過ぎの冬のまどろみ、
慰霊碑の 先に広がる 水俣の 海青くして 静かなりけり
戦地、内地でお亡くなりになられた方々が居て、
今の私の生がある。
その私の生が来年もあれば、
又、来ますと、
告げて来た。
小野田寛郎氏のご冥福を心からお祈り申し上げます。
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