１３年前、関空沖の船の事故で親友を亡くした。
又、その日が来る２月８日・・・
先日、同窓会の連絡があったが、
その時間は、私は仕事、
しかも、この未曾有の不景気、
休む訳のにもいかず、欠席した。
その数日前のことだ、
電話が掛かった。
「俺、俺」
ん？俺俺詐欺か、
いや、違う、懐かしい響き、
数分後、現れたのは、
高校時代の友人、
タコちゃん、
いや、懐かしい、
確か１０数年ぶり、
少しも変わっていなかった。
同窓会に行くのかと、
聞きに来てくれた。
事情を説明した。
長く努めた従業員が独立、
今、私とアルバイトだけなので、
休めないと、
それから、色々と懐かしい話が、
私が暇で大変だと言うと、
彼も、大変だと、
彼は海外に輸出の仕事をしている。
円高、そして数年前のタイの大洪水で、
大打撃を受けたと、
そうなんだ。
私一人がもがいているのでは無いのだ。
友も、あがき、もがき、
人生を歩いているのだ。
次の日、又、彼が来た。
大勢の従業員、奥様も連れて、
「たまたま、飲み会があったから」
と、言っていたが、
閑散としていた私の店を見て、
わざわざ、連れて来てくれたのだと思う、
ありがたい・・・
全く来なくなった人達も沢山居る。
しかし、捨てる神あれば、
拾う神あり、
正しくそう通りだ。
多くの人を亡くしたが、
まだまだ、私には多くの友人が居る。
ただ会っていないだけだ。
これから先、何年か、遠い未来に、
会える事を信じて、
今を生きていこう、
そう思った懐かしく、
有難い夜だった。
友よありがとう・・・
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