黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

物語のような夢・・・

ある夏の日、父と出掛けた。
少年は幼く、はぐれない様に、
父の手を握っていた。
陽の光が眩しい午後、
見たことの無い公園に着いた。


ブランコに乗り、
少し揺らした父が、
ここで待ってるようにと、言った。
少年は頷き、
一人、ブランコを揺らす。


長い時間が流れた。
陽が傾き、不安と恐さが襲い、
夕暮れが訪れようとした時、
父が帰って来た。
どこに行っていたのか、


「待たせたな」と・・・・


少年は成長し、大人になり、
子供が出来、その子供も成長した頃、
父が倒れた。


病院で、
父が言った。
小さな声で「待たせたな」と・・・


あの幼き日の夏の事をいつまでも、
気に掛けていたようだ。
そう思うと一筋の涙が流れた。


と、こんな夢を見た。
父の具合が悪いと、
連絡があったからだろうか・・・

明日は忠臣蔵の討ち入りの日か・・・


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