黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

激痛・・・・

大阪市の職員の刺青野郎が100人・・・
「・・・・」
橋下市長に意味不明な質問をした女性記者・・・
「・・・・」
選挙とは民意であり、決して王様を決めるものでは無い、


駄目だこれを書くと止まらなくなりそうだ。
と、思っていたらある方がこの事を記事に書いていた。
その内容は全く同感だった。
が、しかしその方の記事で又、
遠い記憶が・・・・


それは「激痛」
この年になるまで、色んな病気を経験して来た。
その中でも、強烈な激痛を味わった病気が2つある。
こんな病気、いや、病気と言うのだろうか、
症状と言うのだろうか、
こんな言葉知ってますか?
「ドライソケット」
これは歯を抜歯した後、


そこから、血が出ずに穴が開いたままになってしまう、
その事により、歯を抜歯した時の激痛がそのまま続く、
いや、言葉で表現できない程の激痛なのだ。


そして、その抜歯をした病院に行くと、
痛み止めを出され、暫く様子をと・・・
しかし、痛みは治まらず、
痛み止めを飲み続け、吐き気が、
激痛と吐き気で数日間食事が出来ず、
フラフラになった。


仕方なく、歯の救急病院を調べた。
行くと、おじいさんの先生が、
暫く様子をと、痛み止めを・・・


ええーっ!!!
もう痛み止めは殆ど効かない、
食事も取れない、
激痛の中、凄い眩暈に襲われた。
慌てて内科に、栄養失調、
点滴を打った。


看護婦さん達が、不思議そうに私を見ていた。
カルテに虫歯と書かれていたようだ。
虫歯で大の大人が内科で点滴、確かにおかしい・・・


何だかんだで2週間程続いた。
頭の中が妄想だらけ、思考はゼロ、
そんな時、知り合いの方が歯科医大の先生を紹介してくれた。


時間外だが今研究室に居るので、
診てくれると、どこをどう車で走ったか覚えていないが、
その先生が口の中を診た瞬間、
「こりゃ〜駄目だ」と言った。


予約を入れてあげるので、
明日来なさいと、
次の日行くと検診が終わり、
治療台に、
治療台・・・えええーっ!


数十台の治療台が所狭しと、
な、何だこれは、驚いた。
かなり待った。
大学病院なので、学生の授業の一部、
一人の先生に3人程の学生が付いている。


先生が来た。カルテを見て、
何も聞かずいきなり麻酔、
それが凄い速さなのだ。
そして金槌のような物と、
ノミのような物を手に、
それを私の口に突っ込んだ。


そして金槌を女子の学生さんに渡し、
「叩け!」と大声で、
う、うそーっ!!
その子は恐かったのか、
上手く叩けず、先生が激怒、
「貸せ!馬鹿!何やってんだ!」


私は口を開いたまま、
先生に変わった瞬間に終わった。
そしてもの凄いスピードで縫合、
確か最後に「削歯」と言ったと思ったら、
もう次の患者さんへ、


私がこの激痛の原因が「ドライソケット」と言う名前と知ったのは、
帰り際、私の治療に付いていた学生さん2人が声を掛けて来た。
「坂本さんありがとうございました。見事なドライソケットでした」
どうも何万人に一人と言う割合で起きるようだ。


見事なと褒められた所で、複雑な心境だったが、
「お役に立てましたか」と、
言うと2人が「はい!」とニコニコしていた。


しかし、これが凄い、帰りにはすでに痛みが無くなっていた。
と、言うか最初の歯科医も救急で言った歯科医も
「ドライソケット」を知らなかったのか・・・
恐ろしい・・・


帰り道、空を見上げたら、いつもより青空が輝いていた。
私の2週間は何だったのか、
しかし数年後、この激痛をさらに越える激痛が私を襲う事になる。
その名は「椎間板ヘルニア

                    つづく・・・

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