黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

人は繋がっている。数学的理論・・・

この前、FB(フェースブック)の事を書いた。
凄いコメントに驚いた。
しかし実際、人は繋がっている。



ある大学の教授がこのような、
理論を数年前に発表した。


日本なら、10人以内、
海外も含めると20人以内に、
必ず、自分の友達と巡り合えると、
本当だろうか?


では、実験を・・・
これは、以前も書いたのだが、
数年前の夜、忙しかった。
電話が鳴った。
「はい!」
「あ、あなた、鶴瓶さんのお友達ですか?」

「はあ????」


息が荒い、その男の声は変なテンションだった。
ん〜、異常者なのか・・・
「切りますよ〜」

「いや、あなた鶴瓶さんのお友達ですか?」

ひつこい!

「違います。切ります」

「ま、待って下さい、なら鶴瓶さんのお友達を知りませんか?」

ん?お友達??


翌日、その男が来た。
「昨夜は失礼致しました」
ん?なんだこの男、小汚い・・・


名刺を渡された。
ええーっとなった。
打ち合わせも無く、
店にTVカメラが入った。
ん?ん?
何度も、TVの取材は受けているが、
初めて見た。
カードタイプのピンマイク、
ポケットに入り、そこからマイクが、凄い・・・
取材が終わった。


全てが解った。「めざましTV」という番組の特番で、
ゴールデンの2時間番組、
そのメインのコーナー「鶴瓶さんの友達を探せ!」
それで、先程の理論が試されたのだ。
その男が小汚かったのは、なんと数ヶ月間、
放浪のような取材を、アフリカの原住民のような所から、
スタートし、「あなたは鶴瓶さんの友達ですか?」
と、声を掛け、世界を転々と、
そして、私に辿り着いた。
私は13人目だった。
そして、私がキーマンに・・・


鶴瓶さんの友人を、私は知っていた。
ある会社の社長だった。
その番組の放送を観ていると、私の番で、
会場から、大きな歓声が上がっていたが、
心の中で、
友達を知っているだけなのに・・・
と、思った。
そして、その方を紹介し、
14人目でゴール!


その男はディレクターだった。
この数ヶ月の放浪生活に、終止符が打てると、
神のように崇められ、何度も、何度も頭を下げられたが、
もう一度言う、友達を知っているだけなのに・・・



それでも確かに人は繋がっている・・・・





あの時、氷を削ったり、シェーカーを振ったり、
カクテルを作ったり、
編集が間に合わず、全てカット!
そんなものなのだが・・・


この番組、誰か観た人居ますか?(笑)