私は人前では本を読まない、
集中出来ないのは勿論だが、
失礼のような気がする。
店が暇でも、酒の本か、カクテルの本に目を通すぐらいだ。
故に、家族は私が本を読んでいる姿は見た事が無いはずだ。
実は本はあまり好きでは無い、
仕事柄、読んでいるだけだ。
少しでも話を合わそうと、
このブログを書く姿も、
誰も見た事が無いはずだ。
いや、犬は見ている・・・
根っからのサービス業なのか、
そういう姿は、見せてはいけないように思う、
変わっているのかなあ・・・
そんな私が一度だけ、
周りも気にせず、
がむしゃらに読んだ本がある。
山本有三氏の
「路傍の石」だ。
あれは、続きが気になって、
仕方無かった。
猛烈なスピードで読んだ。
しかし残念な終わり方だった。
あの続き、誰か書かないかな・・・
そんな「路傍の石」と同じような、
一人の少年の成長を描いた。
漫画がある。
手塚治虫氏の「どついたるねん」
マイナーな作品なのだが、
凄く面白い、
しかし、この作品も、
「路傍の石」のような終わり方に・・・
まあ、私の好きな宮沢賢治
「銀河鉄道の夜」も、
未完なのだが、
そんな、がむしゃらに読んだ本って、
ありますか??