黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

オークション

数日前、手に汗を握る攻防が、、、
それは、まだ3日を残すオークション、
ある物を見つけた。


ん?こ、こんな物が実在するのか?
オークションはもう何年もやっている。
要領は解る。
まだ、異常に安い、
一度、様子を見る為に、少し入札、、


直ぐに来た。
どうも二人いる。
それから、放置、値は上がっていない、
最終日が来た。
3時間前、PCの前に座りっぱなし、
値段は動かない、、、


もう一度、探りを入れた。
来た!早い!高値更新、、
居る、しかもこの感じでは、3人、いや4人か、
皆、多分PCの前に座っている。
そして硬直状態、、二時間が過ぎた。
後、一時間を切った、、、


そろそろ激しくなるだろう、
これでどうだ!かなりの金額を入れた。
来た!一人!いや二人目も、
すかさず、もう一回!
止まった、、、


いけるのか?
残り20分、
「高値更新」
来たーー!
新手だ。これは値段の吊り上げでは無い、
評価の多さで解る。
1000を越えている。
かなりの猛者だ。
満を持して入れて来たのだ。
業者か?


もう一度入れた。
は、入らない、
もう一度、駄目だ入らない、、、
どれだけも金額を入れているのだ。
後、10分を切っている。
く、くそ〜!


これでどうだ!入った!止まれそのまま、
頼む、5分前、いけるのか?
時計の表示が、、、時間が戻った。
「高値更新」
延長戦に入った、、、
ああ、どうしょう、、、
FBにその様子を投稿していた。


すると多くの方から「頑張れ!」とのメッセージが次々と届いた。
何気なく燃えて来た。
これでどうだ!  は、入った。
いや、直ぐに高値更新、、、
ああもう駄目だ、、、予算が、、高い、、
しかし、ここまで来たのだ。
この逸品、
バーテンダーとして、ここで引き下がれないのだ。
色んな思いが頭を駆け巡った。


もうこれで最後だ。頼む!ドン!
「最高額入札者」!!!
と、止まった。
止まれ、止まれ、止まってくれ〜!後3分、、2分、、1分、、
3,2,1


お、落ちた、、、ら、落札した、、、

気が付けば手や脇から、汗が流れていた。


こんな激しい戦い、私のオークション史上初めてだ。
では、何を落としたのか、
気になる皆様へ!
これだ!

これは、ブランデー
が、しかしただのブランデーでは無い、
見て頂こう

お解りになるだろうか、刻印だ。


「1906」
そう、1906年、
その時、日本は明治39年、、、
驚きの逸品だ。


詳しくは又、このブログで、、、