黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

爺さん様のお酒

お父様のお酒の続きと行きたいところだが、

その前に、私によくコメントをくれる「変幻自在の爺さん」様から、

こんなコメントが来た。



今年の9月に果実酒を造ったそうだが、

その際、ブランデーを使用したが、そのブランデーを見て欲しい、

との事、ん?ブランデー、、、


では、早速、どれどれ、、、

ええ〜、、爺様、、、



どうも最近思うのだが、このはてなの皆様は、

上流階級なのか、お父様のお酒や、他の方のブログに登場する料理、

下町育ちの私には、理解し難いものがある、、、

漬け込み酒に、ブランデー???

それがこれだ!

これは「プリンス デ アルマニャック VSOP]

そう、プリンスと言うブランデーだ。


どう言えばいいだろうか、

これはピンキリ、そうピンからキリまである。

このブランデー、最近よくネットで見かける。

理由はよく解らないのだが、

信じがたいものが売られている。

こう検索すると出てくるだろう

「幻のブランデー プリンス 1900」

1900年のビンテージ、そう今から100年以上前の代物だ。

35年位前に発売されている。

お値段は、中古の軽自動車が1台買えるぐらいだ。


これはそこまでは古くは無いのだが、

安物では無いだろう、ラベルの装飾が見事だ。

値段は大体解るのだが、ここで言うのも何なので、

同じような物が、ヤフオクに出ている。

「プリンス ブランデー」で検索に掛かるはずだ。



プリンス、、、よくこんな物をお持ちだ。

海外のお土産では無いだろうか、

してVSOPなのだが、

これは丁度前のページで書いてある。

符号としては中間に位置する。


少々贅沢だが、

爺様はいい趣味をお持ちだ。

しかも、果実はこれだ。

これは「ヤマボウシ


山桑とも言うが、一年で3回楽しめる。

花、実、紅葉、

しかもこれは果実酒には適した実だ。

私は漬け込み酒の専門の本を持っているが、

それにも登場している。


確かマンゴーのような感じと書いてあったような、

砂糖の量も好みだが、適量だろう、これは辛口のブランデーなので、



いやいや、そんな事はいいのだ。

爺様、大変な事をしている。

これだ!

よくぞ連絡してくれたものだ。

これは、いけない、容器だ。

真空瓶では無い、これはホワイトリカー等を使う場合なら、

何の問題も無いのだが、これはブランデーだ。


ブランデーの意味が無くなる。

それは何故か、香りだ。

折角のブランデーの香りが飛んでしまう、

機密性が低い、9月ならまだ間に合うだろう、

容器と、蓋の隙間にテープを巻くか、

良かったら、私のプロフィールに作り掛けのHPがある。

そこにメールアドレスがあります。

連絡を戴ければ、パラフィルムをお送りします。

遠慮なさらずに、高いものでは無いので、


いや〜、実にいいセンスだ。

ヤマボウシブランデー」、これは美味いだろう、

そして、1〜3ヶ月毎に蓋を開け、

香りを嗅ぐ、今、開ければ鼻腔の奥にアルコールの刺激があるはずだ。

それが、だんだん弱まってくる。

飲み頃サインだ。



しかしこれは好みなので、一概には言えない、

自分の合った頃合を選ばれたらいいだろう、

やはり味見をする事を、お薦めします。



ん〜、真空瓶に変えるか、テープを巻くか、

パラフィルムだ。真空瓶の場合も、

瓶の口にサランラップを何枚か重ね、

その上から蓋をすると、機密性が上がります。


折角です。是非いい「ヤマボウシ ブランデー」をお作り下さい


飲みた〜い!


お役に立ちましたでしょうか・・・・


因みにこれはリキュール酒を造る方法の一つ、浸漬法、

その中に温浸法と冷浸法がありますが、

その冷浸法と言います。


PS当店、常連氏へ
29日は金髪でも無いのに、金髪君の誕生日だ。
一杯飲みに来て下さいね!