黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

気になる人物 「芳寿豚」(ほうじゅとん)

まずはこんなメールが来た!
ドン!


町田です。お元気にしてますか?
今日は寒いですね〜

今週、日曜日31日の夜22時30分〜、
読売テレビの『大阪ほんわかテレビ』に、
出演しま〜す
かなりの緊張っぷりに、
自分でも笑けます
ONAIR後、ツッコミ承ります

その日は特番で、
鍋奉行桂南光さんが作る、
究極のしゃぶ鍋
その鍋のメインに、
僕が人生を賭けている最高の豚
『芳寿豚(ほうじゅとん)』が選ばれました

長年かけて、
生産者の方々とも信頼関係を築き、
大切にしてきた豚なんです
ぜひ、ほんわかテレビを見てくださいね

では、寒さにやられない様にお過ごし下さい


送り主は「新町 なみなみ」 店主 「町田 透」氏だ。
メールをそのままコピーしたのだが、
ブログに落とすと
デコレーションが消えてしまい残念だ。
デコレーションが文頭や末尾いたる所に
散りばめられた彼らしいメールだ。
だからと言ってホモでは無い、、、

メールに感情が入らないという事を
解っている証拠だ。
メールと言うのはデジタルを通る分
設計図と同じような物になる。
只の伝達道具なのだ。
そこでそれに感情を入れようとしても、
無理な話なのだが
この「町田」氏のように懸命に季語や
デコレーションを駆使し、
そしてもっとも大事な事は他人をいたわる心だ。
ここまでしてやっと、
ニアンス程度は伝わる。
彼はそれを把握している。
これが解ればメールは無敵の武器になる。
間違えれば只の鈍器だ。


世のモテナイ君諸君よく見習うべきだ!
自分が思う以上に、
文才とは無いものなのだ。
無ければどうする?
一生懸命だ、
一生懸命するのだ。
私達凡人など、
日本の歴史上の人物と比べて見ろ
只の糞のカスではないだろうか?


いや糞のカスの話をするのではない、、、
「町田」氏の話なのだ。
彼とはもう20数年の付き合いになる。
初めての出会いで彼の頭に私がチ●ポ
を乗せ「ちょんまげ、ちょんまげ、お前侍〜」
と言ったらしいが全く記憶が無い
この場を借りて謝る気は全く無い、、、


その「町田」氏だがどうもTVに出るらしい
う、羨ましい、、、嘘じゃ!
大阪ローカルやんけ!ふん!
私は全国ネットに出ました〜!
完全に負け惜しみだ、、、情けない、、、


永い付き合いだ。
彼の事はよく知っている
数々の困難を通り抜け頑張り続けている。立派だ!
私とは真逆の性格、
温厚で真面目で静かなる人物だ
私をご存知の方は解るだろうが、
私はあまり人を認めない
何故ならあの人も、この人もと認めていると
自分自身の価値観が無くなるからだ。


ここ一番なのだ。それが彼だ
その中の数少ない一人だ。
何が良いって「馬鹿」なのだ。
声を大にして言おう
「町田 透」は「馬鹿」なのだ!
失礼?何が?「馬鹿」とは、
何もかも捨て一心不乱に
一生懸命に生きる人の姿なのだ!
私は「梶原一騎」先生に
空手バカ一代」と言う漫画でそう教わったのだ。


そして彼は「豚馬鹿」になったのだ。
私のように外側から燃えるタイプではない
彼は内側から静かに燃えるタイプだ。
多分陰気な青い炎だろう、、、


優しい言葉で書いてはいるが
「芳寿豚」に命を掛けている事は伝わって来る。
彼のようなタイプが燃え出すと手に負えない
恐ろしい、、、


何度も私に説明してくれたのだが
いい加減な私だ。いい加減にしか聞いていなかったが
この前インターネットで調べたら、
この一番優しい豚「芳寿豚」を
だいだい的に売りまくっていた。
す、凄い、、、やり手だ、、、


その店は専門店との表記があった。
よく聞いてなかったから解らないが
大阪か関西かいや日本では彼しかこの
「芳寿豚」なる物は扱っていないようだ
所謂、専属契約のような物だと思う


何度も生産者の所に通いと言っていたが
私には解る多分ひつこいぐらい行ったのだ。
「又来たか!」「まだおるのか!」
こんな具合だろうそれは暑い日も、
寒い日も、風の日も、雨の日も
何度も何度も続いたのだろう、、、
いや〜頭が下がる、
乞食の漫才師と大嘘付きの油虫のように
人のアイディアを盗み、
商売をする輩達とは大違いなのだ。


やはり折角男に生まれて来たのだ。
男らしく生きたいものだ。
見渡せばこの男らしい男がほんとに少なくなった
小さな事でグチグチいう小心者と裏切り者ばかりだ。
人を裏切り後ろめたく生きても、人生は全く面白くない。
幾ら金を儲けても、自分に子供が出来た時に
誇らしげな父親で在りたい為にも卑怯な事をしてはいけないのだ
これからの付き合いの上でも彼の辞書に
「裏切り」と「卑怯」の文字はないだろう


こそこそと人に見えない所で努力をする。
それが男だ。
こそこそと人を裏切っていてはそれはもう人間では無いのだ油虫君!
こういう部下が欲しいものだ、、、、


いや〜実に男らしくそしてコツコツと頑張っている
従業員も皆笑顔が素敵だ、誰も油を垂らしていない、、、


私が返信した文章に「いい機会です。しっかりと舵取りをして下さい」
と適当に書くと「舵取り、、、いいアドバイスをありがとうございます!」
と返して来た。これが人間だ。これが人間としての立派な行為なのだ。
キチンと年上を立てる。私のような下らない人間も決して下には見ない
なによりちゃんと返信がある。これが大事だ
この殺伐とした世の中返信すら無いのが当たり前
だからそれが付き合いの判断基準になる。
口だけの付き合いかどうか、人を大事にしている人間かどうか
すぐに解る。実に丁寧で、繊細だ。
だからそれだからいい仕事が出来るのだ。
鼻くそぐらい仕事が出来るからといって傲慢になり、
世の中の事は全て解ったような口を叩き自分だけの世界に生きる
小さな人間とは大違いだ。
だから人に愛され、大事にされるのだ。
大事にされない人間は、人を大事しない人間なのだ。
み、見習おう、、、


自営業者は勤め人と全く違う所がある。
それは線路を引くという作業から始める所だ。
海を作るという作業から始める所だ。
線路がなければ汽車は進まない
海が無ければ船は進まない
この作業が大変なのだ。
出来上がった物にただ乗るのでは無い
そこには大変な苦労があるのだが
私もきっと彼もそうなのだが
それを「生きがい」として位置づける事により
苦労と感じないようにしているのだ。
苦労をした者だけが苦労をした者の心が解るのだ
そして苦労という苦痛から回避出来るのだ。
そして彼はその大変な作業をクリアしたのだ。
ん〜や、やるな〜、、、


そして諸君良ければ31日の日曜日
「ほんわかTV」を見ようじゃないか
いや是非観て欲しいものだ。
必ず彼の人柄が伝わって来る。
私が保証しよう!
私が認める日本では数少ない男の一人「町田透」
是非彼の店も覗いて欲しいし、
生で食べられる豚「芳寿豚」も食べて欲しい
「新町 なみなみ」のHPがこれだ!
http://www.naminami.co.jp/


いつの日か彼のような人物と一緒に仕事がしたいものだ、、、
きっとメッチャメッチャ怒られるのだろう、、、
「町田透」彼を歌で表現すると「松山千春」氏の
「大空と大地の中で」が流れ出す、、、


まぁあまり人を誉めると体質的に
ジンマシンが出るのでこれぐらいにしよう


一番幸せな豚「芳寿豚」、生で食べられる豚「芳寿豚」
「町田 透」が命を掛けている豚「芳寿豚」
それを、、、


奴は毎日のように食っているのだ〜、、、