ありがとう！ありがとう！そしてありがとうなのだ！
猛烈に感動したぞー！
私の予測とは裏腹に店は今にも溢れそうなおでんの鍋のような
状態になった。長い間商売をしているがこんな不景気は初めてなのだ。
それは私だけでは無いにも関わらず誰一人として
嫌な顔もせずに高い高い酒が次々と飛ぶように売れた。
若い人達は席を譲り表に出てくれ
皆合い席にも関わらず誰も文句を言わなかった。
こういう時必ず場を乱すKYなる者が一人二人いるのだが
昨夜は一人もいなかった。いや〜酒が旨い美味い！
入れなかった人がいなくて本当に良かった。
譲り合ってくれたこれこそが本来の
人としての姿なのだ。金を払っているから客だ
と踏ん反りかえる者はいなかった。
これが私が１０年掛けて作り上げた世界だと思うと
足の裏から全身に自信が満ちた。
ミナミからも沢山の後輩達が駆けつけてくれた。
懐かしい顔、顔、顔
ありがとう！ありがとう！
こんな事になるのなら毎年すれば良かった。
がやはり水商売にもそれなりに掟がある。
１周年で２を飛ばし３周年で４を飛ばし
５周年で６，７、を飛ばし８周年はしてもしなくてもいい
そして９を飛ばし１０周年それからは５年周期なのだ。
今時律儀にそれを守っているのも私ぐらいかもしれない
そしてこういう日には不思議な事が起こる。
連絡の取れていなかった人が偶然来られる。
よくある事だがやはり不思議だ、、、
昨夜もそれがあった。
いや〜良かったのだ。
が忙しすぎてビンゴが出来なかった。
景品が余っている。
と言うことで今夜はビンゴ！ビンゴ！ビンゴー！なのだ！
景品というと昨夜のラストのゲスト
ミナミの「玉子BAR」の店主あつし君の連れて来た
女性ドラえもんちゃんがくじ引きで１等、２等を連続で
引き当てたツキのある人はあるものだ。
がまだまだ景品はある。
今夜はチャンスなのだ。
昨夜はサンマを表でガンガン焼いた。
今夜はなんと松茸もあるんだぞ〜！
どうだ！太っ腹だ、中国産なのだが、、、、
いや〜自分が演出した空間に自分で感動してしまった。
涙が出そうになった。いや出た、、、
ひと時不景気を忘れた。
デジタルが進化しすぎて人は皆アナログが懐かしいのだ。
まだまだ行けそうだ頑張ろう！
サンマと松茸を焼いて待っているぞ〜！
１０周年最終日気合を入れてGO−！なのだ。
最後に甥のtoppoよ昨夜の醜態はなんだ
猛省なのだ。後輩君に謝ってくれ！
君は道路でぐるぐると回って挙句に××、、、、
情けないまたゆっくりと飲みに来て世間を勉強するのだ。
学校では教えて貰えなかった事がここには沢山あるのだ。
それを掴むか掴まないかは君次第だ。
極意は俺は客だという強い意識があるうちは何も判らないだろうし
楽しむ事も出来ない。何故か？
それは自分で学ぶのだ。ヒントは導かれる為に、、、なのだ。
では今日も泥酔野郎の最低男になる事をここに宣言するのだ！
楽しい夜を期待しよう！
サンマを買いに行こう、、、
