黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

感謝!

長い一日が終わった、、、
ふたたびは渡らない橋の長い長い風
楽しかった昨日はもう無い
また今日が始まる


雨、、、、
数年前矢沢永吉氏が野外コンサートを開いた
その日は昼間から豪雨、関係者は皆中止の方向で動いた
矢沢永吉氏は言った「これがね〜始まる6時に雨がす〜と小雨になったら
やっぱこれ矢沢だね〜」
その言葉通り6時に雨は小雨になった。


ここ3日間天気予報は雨だったが昨夜の
オープン前にはすっかりやんだ、、、
「やっぱ坂本だね〜」
と店で調子をこいだら又雨が降り出した、、、
まあそんなものだが皆ありがとう!
初日は大盛況だった。
前半から飲み過ぎて死ぬかと思った。
カウンターが皆昔の従業員やアルバイト店員で埋まった
カリスマは衰えていなかった、、、良かった、、、


では私のような下らない男のどこにそういう
カリスマなるものがあるのか、、、不思議だ、、、
このブログも何人かは賞賛して頂いているが
果たして何が面白いのかさっぱり分からん
誰一人明確な答えをくれない
いや答えはないのだ
人それぞれの多岐にわたる受け止めがある。
私は発信するだけでいいのだ。


このブログを書いてから私がそうとう本を読んでいるように
思われているのだが私は本が嫌いだ、、、
だが要点を捉えるのだけ上手いと思う
いつもBOOK OFFで立ち読みをしているが
始めの数ページを読み込み
四等分し真ん中の前半
そして真ん中の後半を読み
最後の数ページをしかっり読む
後は想像でつなげるのだ。
全くもってインチキな話だ。


だが好きなものには異常なほど
執着するやはり「宮澤賢治」だ。
最近は毎日ネットの動画で賢治に会っている。
そこで気になるものを見た。爆笑問題大田光氏が
宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」について語っていた。
興味深く聞いていたがあいつはアホだ、、、
太宰治宮澤賢治を比べていたのだが
太宰は自分の事を書くが賢治は
子供達が喜ぶようにとその為だけに書いている。
と賢治の自己犠牲の精神までは気が付いたようだが
目ー噛んで死ね!
そんな事は猫でも分かる
薄っぺらい人間だ。だから政治をテーマにした番組でも
頓珍漢な事を言うのだ。
だがそれでいいのだ。世間はその薄っぺらさがいいのだ。
あまり深く掘り下げれば付いて来れる人間など
たかがほんの一握りだ。
それでは視聴率は上がらない全くもって商売の塊なのだ。


銀河鉄道の夜」確かに大田氏が言うように
子供が読んでもよく判る作品だが
読み込めば判ってくるのだがこれほど人間の根底を
露呈させ且つ淫靡な作品は無い
彼はその恐ろしさに気付いていない
子供の読む目線でこの作品を理解しているようだ。
お前は小二か!


数年前に「孔雀王」で有名な漫画家荻野真氏が
どえらい目線で宮澤賢治を「夜叉カラス」という作品で描いた
氏は気付いている確実に賢治の持つ強大な悪魔的要素に
だがやはりその作品は売れなかった。


だからペラペラ漫画のように話す太田氏の方が
世間は求めているのだ。
なんじゃ〜そり〜世間は肥溜めか、、、


だから当店も客が少ない、、、
もっと普通にすればいいのに、、、
いやじゃぼけ!
言霊と言霊がぶつかり合うそんな時間がなければ
生きていて何の価値があるのだ。
一生社交辞令で生きるのか
馬鹿か2秒で死ね!


宮澤作品を子供向けアニメのように話す
鉛筆野郎あれこそが正に現代社会の象徴だろう
脳みそのないイケメン、骨の無い役者
表は目立つが裏が見えない


宮澤作品の凄い所は
子供の時
10代20代30代40代
と年齢と共に受け止め方が変化するのだ。
他の本でも同じ事が言えるが賢治作品は異常にそれを感じる。
自分の成長度合いを試すのには最高の作品なのだ。


また「銀河鉄道の夜」は未完の大作なのだ。
いい部分だけで編集されている。
続きは驚くべき不可解な展開になるのだ。
目覚めたジョバンニ(主人公)に博士が走りより
いや〜実験は成功したよ〜と話しかける
銀河鉄道自身が何かの実験だったようなのだ。


これが荻野真氏も気付いた
賢治=冥土の案内人説なのだ。
最愛の妹とし子の死に対して
「無声慟哭」「松の針」「永訣の朝」
という日本を代表するレクイエムがある。
のちに高村光太郎氏が影響を受け
「レモン哀歌」を創作するのだが
その三部作の中にこういう文章がある。
「とし子は皆が死ぬというやり方を通っていく」


賢治の考えは死は単に方法でしかなく
死=消滅ではないのだ。
あくまで別世界に行く方法なのだ。


少し書いただけでも賢治のとてつもない
奥深さが垣間見えたのではないでしょうか?


ん?訳がわからない、、、
そんなもんわしかて判るかい!
よう判らんと書いてるんじゃ!
賢治自身が「本当の事かどうかは私にもわかりません」
って言うーてんねん!しゃーないやろ!


と、取り乱してしまいました。
本当はこんな事をブログにしたかったのですが
ご覧の通り訳がわからなくなります。
だが今度は根深い賢治論は書いてみたいと思います。
その時は休憩時間を利用して読めない程長くなると思います。
ご了承下さい。


さあ10周年二日目頑張ろう!
今日は天気がいい表でサンマを焼こう
皆手伝ってくれ〜!
そして何を勘違いしたか
こんな花が来た!ドン!


笑っていいともかー!


まぁありがたい事だ。ん?
皆この花を見にくるのだ。
では先に行って待っているのだ〜!

銀河鉄道の夜(宮田幸季・櫻井孝宏・子安武人朗読CD、2枚組)

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新編 銀河鉄道の夜 (新潮文庫)

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