黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 アイラおじさん


強烈なピート香だ!
スモキーフレーバーやヨード臭は比較的わかりやすいが
ピート香はわかりにくという方に最適な一本
アイラモルトだけを混ぜ合わしたバッテングモルトだ。
このおもしろさが判るにはやはり年数が必要だ。
シングルモルトは慣れなければおいしくない、
昔子供の時BEERをなめたら苦かったはず、
それが今やゴクゴク飲めるが、
BEERや焼酎や普通のウィスキーが飲めるようになったからといって
シングルモルトはそうはいかない。
酒が十分飲めるようになってからの「子供の時のBEER」のような存在だ。
それを一生懸命伝えようとすればするほどキレる人が多いのは
大正区でしか経験が無い。
バーテンダーが信用されない恐ろしい街だ。
小さい世界の中での発想しか無く自身を脱皮させれない。
まさに井の中の蛙である世界のウィスキーは
日本人だけに造られるものではない世界は広いのだ。
それが味わえるのもBARなのだが冒険心がないチャレンジしない、
BARでは基本好きな物を飲めばいいのだが、
年がら年中同じものもどうだろうか?
何百本も酒がある中で、それでは仕事はしているが
「人生ひきこもり」のように感じる。
まぁ久々の強烈は個性だ!
かなりビビった度数も50度を超えている。
ラベルのアイラおじさん(イメージらしい)
のような顔になったが新鮮な驚きだ。
この驚きというのもシングルモルトの味わいの一つなのだ。
少々御値段は高いが
是非「ふな寿司」のようなウィスキーに挑戦して頂きたいものだ。

改訂版 モルトウィスキー大全

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