黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

あれから40年・・・

初めてサーフィンに行ったのが、

17歳、あれから40年、

まさかオリンピックの種目になるとは、

そして日本からメダリストが出るとは、

 

夢のまた夢・・・

いや、興奮した。

スマホを覗き込み、店の前のベンチで、

一人、大声を出してしまった。

 

しかし、強いブラジル勢、

準決勝、ハラハラした。

終盤に大技を決め逆転したカノア選手、

しかし、スタート直後のブラジルの選手の、

 

大技も見事だった。

次々ライディングするブラジルに対し、

カノア選手は、慎重に波を選んでいたように、

見えたのだが、ネットニュースで確認すると、

 

決勝では相手を上回る14本の、

ライディングとあるのだが、

ライブ動画では、僅か数本のように、

思えた。

 

その運命の決勝戦だが、

スタート直後に、アクシデントが、

ブラジルの選手のボードが折れた。

台風の影響で、かなりサイズアップしたので、

 

あれだけ薄い板なら、あり得るだろう、

その時、ブラジルのコーチか、

監督か解らないが、

凄い勢いで浜辺を走り、

 

代わりのボードを届けに行った。

これも含めてオリンピックだと、

彼の走る後ろ姿に妙に感動した。

そして、見事金メダル、

 

終盤、カノア選手は、

何とか一本決めようとしたが、

上手く決まらず、銀メダル、

あの波のコンディションでは、

 

波の見極めがかなり難しい、

が、それでもあくまで楽しそうに、

果敢に攻めるブラジル勢に、

サーフィンスピリッツを見た。

 

心から拍手を送りたい、

そしてメダル授与式、

やたらと派手で、場違いのような人が、

誰かと思えば国際サーフィン連盟会長、

 

おじさん、やり過ぎでは・・・

中継が終わると、何かを失くしたような、

私の夏は終わったような、そんな気がした。

皆さんお疲れさまでした。

 

そして、感動を興奮をありがとう!

最後に同じ年のカノア選手のお父さん、

素晴らしい息子さんを育ててくれた事、

感謝いたします。