黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

暇人・・・

増税の影響で、

寂しい年末、年始となり、

時間の使い道に困る。

まあ、暇に任せ、

 

温故知新、かなり古い映画を、

時折観ている。

故きを温ねて新しきを知る。

今回、残念ながら、

 

低視聴率だった。

NHK大河ドラマ「いだてん」も、

そういう事だったのだろう、

先人からのバトンを繫ぐ、

 

が、流石に時代が錯綜すると、

難しく思う方も多かったと、

それは、私も、

ウイスキーを説明するだけで、

 

あの手、この手の試行錯誤、

が、伝わらない、

しかし、それは相手の思いの、

違いで、興味があるか無いかの、

 

単純な話で、授けて貰おうか、

自分も努力するか、大きな違いがある。

受け止め側への期待値が、

高すぎたのだろう、

 

飛行高度の問題で、

もっと低空飛行を、

なのだが、それをすると、

何とも平たい話になる。

 

まあ、そのバランスは、

確かに難しい、

私も、どこに焦点を合わすか、

全くBARが解らない人達に合わせば、

 

チューハイ、生ビール、

ホッピーとなり、

それなら居酒屋さんで、

十分で、BARにする必要も無い、

 

逆に良くご存じの愛好家の、

方々に合わせば、

破格のお値段のウイスキーを、

取り揃えないと、対応出来ない、

 

故に、ミドルカット、

丁度良い辺りで、

切り取るしかない、

野球でも10割バッター等、

 

存在しない、

と、もっと難しくなって来たのは、

幼い頃から、ファーストフードで、

育った年代で溢れ出した。

 

メニューが無ければ、

注文が出来ない、

しかし、多くのBARで、

メニューを置いていないのは、

 

メニューが無ければ、

注文できない人は、

メニューを見ても、

当然だが、解らない、

 

ただ、それだけの簡単な話、

初めてBARに来た人、

普段お酒を飲まない人が、

いきなり、マティーニを飲んで、

 

美味い!となる確率は、

ほぼゼロに近い、お酒は、

 ウイスキーに限らず、

全てが経験値の問題、

 

焼酎やビール、日本酒がいくら飲めても、

ジンやウイスキーが飲めるとは、

限らない、それぞれに、

経験値は必要で、

 

飲み慣れるか否か、

嗜好品なのだから当然なのだが、

その意味合いが、殆ど通じない、

美味い味噌汁、美味い出し巻と、

 

同じライン上にお酒を並べている。

要は、嗜好品の世界では、

自分のレベルを把握し、

自分のレベルに合った物が、

 

美味しい物となる。

 少し前に、

若い女性が、仕方なく置いてる。

メニューを見て、

 

ジャックローズと言ったが、

 明らかに危険な感じがしたが、

極力、アップルブランデーを、

控え、グレナデンシロップに、

 

まだ、シロップを補充し、

 これなら、何とか飲めるのでは、

と、お出ししたが、

一口で、撃沈、

 

ギブアップ・・・

 これなら行けるかもは、

やはり、一か八かのギャンブル、

TVドラマの難しさも、

 

そこにあるのかと、

私が考える事では無いのだが、

考えさせられた。

映画や、芝居等は、

 

チケットを買うと言う、

自己責任と、興味が存在する。

TVはスイッチを入れれば、

勝手に流れるので、層の幅が広い、

 

私も頑張って、

層の幅を広げる努力を、

と、思った。

私には面白いドラマだった・・・