黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 パフューム

先日、パフューム香なるものの事を、

書いたが、これは、洗剤や、

安い香水のような香りと呼ばれるが、

上質の石鹸のような香りは、

 

 

ファッティーと呼ばれる。

また、時が経てば、

 これも細分化されるように思う、

ウイスキーには、代表的な果実香や、

 

 

アイラモルトの、ヨード香、

マッカランシェリー香、

モルティー、ウッディー、エステリー等と、

分けられるが、

 

 

書籍や、資料によって、

現段階では、マチマチである。

 その中のピート香とスモーキーフレバー

薫香、煙の香りだが、

 

 

これも整理すると、

スモーキーには種類があり、

 ピーティ、メディシナル、ハーシュ

ピーティは、正に薫香、

 

 

メディシナルは、薬品香(ヨード香)

ハーシュはあまり感じ良くない香り、

 と、言われても、

実際に自分の鼻で確かめないと、

 

 

なのだが、他にも、タール香、

バーボン樽由来のバニラ香、

アルコールの元来の香り、

が、このアルコールも実は、

 

 

数種類に分かれる。

かなり専門的になって来て、

面白くないので、先に行くが、

今は、ランシオ香なる物も、

 

 

良く、耳にするが、

これは、古いブランデー等に、

発生する魅惑の香りなのだが、

表現では、腐りかけの果実、

 

 

カビ臭い地下室、

履き古した運動靴等と言われ、

どこが、魅惑の香りなのか?

と、言う不思議な物である。

 

 

それが、古いウイスキーにも、

稀に発生すると、

私は、まだまだ精進が足らず、

これか!と、言うランシオ香には、

 

 

出会ったことは無い、

と、ここで一つ、あくまでお酒は、

 香りと表現する。匂いと言うと、

やはり、悪い意味合いも強くなる。

 

 

故にBARでは、匂いでは無く、是非香りと、

 と、そうでは無く、パフューム香に戻ろう、

以前のエドラダワーに、

パフューム香があったと、書いたが、

 

 

その証人なる。

一本が当店にはあるのだが、

キング・オブ・パフューム、

私が今まで飲んだウイスキーで、

 

 

最もパフューム香を放つ一本、

 既に、パフューム香を越え、

パフューム味がする。

一度飲んだら、忘れられない、

 

 

エドラダワー 1973 30年

 

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私の乏しい経験での話だが、

まだ、これ以上のパフューム香には、

出会っていない、このボトルは、

1973年蒸留の樽が、

 

 

奇跡的に3樽見つかったと、

説明にはあったが、だからって・・・

強烈な、香りと味がする。

NC、NRですが、

 

 

挑戦しますか?

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最後に、個人的には、

パフュームは表裏一体、

少しの影響で、裏、表になるように、

思う、実際、以前のエドラダワーで、

 

 

確かに、ココナッツミルクのような、

甘く、美しい香りを経験している。

まあ、私のような愚人では、

全てが計り知れぬ事なのだろう、

 

 

が、それも、含めて、

ウイスキーの魅力の、

一つであると、

私は思う・・・

 

 

ウイスキー、ブランデーの香りに、

興味がある方は、

かなり専門的ですが、

こちらを ↓

ウイスキー、ブランデーの香り

国税庁醸造試験場のPDFです。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jbrewsocjapan1915/60/3/60_3_240/_pdf/-char/ja

 

ランシオ香は こちら ↓

whiskymag.jp