黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

自転車・・・

シーン・・・

町が静まり返っている。

やはり正月は、繁華街に

人が流れ、下町はスッカラカン

 

 

神社でも近くにあれば、

が、無い・・・

鬱になりそうだが、

頑張ろう!と、話題を変えて、

 

 

クィーンの半生を描いた映画、

ボヘミアン・ラプソディーが、

凄い人気で、観て来られた。

お客さんも多く、

 

 

店でも、話題である。

のだが、私には、

その曲は、後からのような気がする。

確か、中学の二年だったか、

 

 

お年玉でラジオを買い、

深夜放送を聞こうと、

未知なる世界に、

心がときめくのは当然、

 

 

記憶が、ブレるが、

多分、その初日だった。

ラジオを小さな音にして、

布団に入るが、全く眠たくない、

 

 

と、暗闇に曲が流れた。

ん?んん?

英語の授業で、

習ったばかりの自転車、

 

 

自転車、自転車と叫んでいる。

な、何だこれ?

自転車の歌なのか?

なんで、自転車なんだ?

 

 

次の日、学校に行くと、

同じラジオ放送を聞いていた。

友達と二人で、

あれは、確かに自転車の歌だ。

 

 

と、意気投合、

途中の掛け合いのように歌う所は、

「お前に貸した俺の自転車を返せ!」

「いやだー、あれは俺のだ!」

 

 

みたいな感じではないかと、

今さらながら、

頭の悪い中学生達だった。

解ったのは、あくまで自転車・・・

 

 

まあ、初めて深夜のラジオ放送を聞いて、

いきなり、暗闇に自転車、自転車と聞こえてくれば、

それは恐いし、それは不気味で、

衝撃的である。奇しくも、その当時、

 

 

確か、サイクル野郎と言う、

漫画が、少年雑誌で連載され、

自転車ブームの最中でもあった。

ので、何か自転車のCMなのか、

 

 

まあ、そんな訳は、

当たり前だが、無い・・・

歌詞の意味が解ったのも、

かなり大きくなってからで、

 

 

それが、私とクィーンとの、

初めての出会いで、

今でも、クィーンと言えば、

私は、自転車なのだが・・・

 

 

 

 


Queen - Bicycle Race