5大正、昭和、平成と、
長生きした父だが、
二日ほどで、骨壺に収まった。
なんとも、人生の儚さを痛感した。
色んな思い出が、
頭をよぎった。
しかし、いつも自分が必死になる。
虫を捕りに行っても、
ザリガニを捕りに行っても、
何か解らない水路の洞窟のような所に、
一人で入って行き、
私はずっと待ってた。
暫くすると、
そんなには要らない、
と、思うぐらいのザリガニを、
持って帰って来た。
しかし、自分が父親になると、
同じことをしていた。
血は争えない・・・