閉店時に現れた。
外国人のカップル、
遅かったので、お断りしたのだが、
申し訳ないので、
安物の紙のコースターを差し上げた。
すると、次の日のオープン直後に、
律儀に来られた。
いや、驚いた。
しかし、英語がどうも通じない、
ん?うーん、まさか?
イングリッシュ ノー!
やっぱり、フランスの方だ。
この前来られた一人の女性も、
フランスの方だったが、
当店のバックバーの上に、
「モンサンミッシェル」の写真がある。
もしや、これで?
な、わけ無いか・・・
で、スマホの出番、
お互いに交互に、スマホをかざし、
会話が始まった。
便利な時代だ。
しかし、何を飲みますか?
と、言うと、
スマホに「酒」と書いていた。
ええっー、日本酒?
無いよ・・・
まあ、何とか説明し、
理解して頂いたが、
逆にこういうケースもあるのか、
なかなか大変だ。
男性の方は、日本のウイスキーと言われたが、
その日本のウイスキーが最近は、
高い・・・
サービス価格のサントリー、
「白州」45ml¥800-
これを勧めたが、
満足して頂いたか?
その男性の方が、
スマホを覗き込んで、
片言で、こう言われた。
「あなたの、バーは、とてもキレイですね」と、
嬉しい言葉だが、
最近、掃除をサボっている。
ちゃんとやらないと・・・
と、思った夜だった・・・