今年夏に公開予定の、カクテルを題材にした。
ドキュメンタリー映画「YUKIGUNI」
昭和30年代に創作されたカクテル、
サントリーさん発行の、
「洋酒天国」
創刊者は「開高健」
その中のカクテルコンテスト、
第三回ノーメル賞グランプリの、
入賞作品である。
創作者は、この方、
井山計一氏、
しかし、今、私達が作る。
「雪国」は真っ白になる。
この「雪国」のように、
エメラルドグリーンでは無い、
それは、フレッシュライムを使うか、
ライムシロップを使うか、
このカクテルが作られた。
昭和三十年代に生のライムを入手は無理だったはず、
1970代に、レモンが一つ、
130~140円だったと言う記述を読んだ。
70年代の130円なら、相当高い、
が、ライムは驚きの一個500円、
多分、銀座のバーだと思うが、
その当時のジントニックが700円、
採算が合わない、
しかし、私のジントニックも、
700円・・・70年代の価格・・・
今では、ライムが手軽に入手出来るので、
フレッシュライムを使う方が多いが、
レシピには、ライムシロップと、
なっているので、本当はそちらが正解なのだ。
が、以前も老バーテンダーのバーで、
このライムシロップを使用しているのを、
「あの店はダメだ!ライムシロップを、
使っていた!」と、
意気揚々と語っていたお客さんが居た。
面倒くさいから、
「そうですね・・・」と、
言ったが、一概に間違えでは無い、
今の上辺だけを見ずに、
カクテルの歴史を知らないと、
こういう恥ずかしい事になるのだが、
本人は鼻息が荒かった。
あ~あ・・・
しかし、恐るべきは、
91歳現役バーテンダー、
まさかの年中無休・・・
完全に違う次元だ。
このバーテンダーを前に、
「女性はいつ来るのですか?」とか、
「あの店のカクテルなら、500円ですよ」とか、
「高いわ!」とかは言えないだろう、
なので、私はまだまだひよこでも無く、
卵なのだろう・・・
頭が下がる・・・
2017年 夏 公開予定
「YUKIGUNI」
BARは文化、
改めてそう思う・・・
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