妄想罪と言う罪があれば、
禁錮二年にはなるだろう、
しかしこれは妄想では無い、
第三次ソロモン海戦に挑む、
駆逐艦「夕立」の真実の物語だ。
スコールで日本軍の艦隊の艦列が崩れた。
この事でまず一つ目の幸運が、
米国のレーダーが日本艦隊を正確に把握出来なかったのだ。
そしてそのレーダーが二隻の日本軍戦艦を捉えた。
先頭を走る米駆逐艦「カッシン」
攻撃態勢に入る「カッシン」
が、なんと艦列を崩した日本艦隊から、
駆逐艦「夕立」「春雨」が飛び出していた。
暗闇の中、いきなり米艦隊の目の前を堂々と横切る。
「夕立」と「春雨」
驚いた米駆逐艦「カッシン」
そりゃ、驚くは、
で、いきなり反転、が、この事により、
米艦隊も艦列を崩す、
二度目の幸運、
いや、幸運と言うより、
知らなかったと思うが、
いや、凄い勇気だ。
目の前を横切るとは・・・
そのまま米艦隊を突き抜ける「夕立」
この時「春雨」は艦隊に戻ろうとするが、
なんと「夕立」はその位置をキープ、
まさかの米艦隊の後ろに、
つまりベストポジション、
そして「比叡」が探照灯を照らす、
米艦隊が浮かび上がった。
行け!「夕立」!
「夕立」が暗闇に吠えた!
距離2000m!
命中!「アトランタ」轟沈!
次、駆逐艦「バートン」至近距離から
魚雷発射!命中!
轟沈!
ざまあ・・・いや、次!
駆逐艦「アアロンワード」「カッシン」を、
背後から砲撃、
大破!軽巡洋艦「ジュノー」の艦橋に砲撃!
指揮系統を破壊!
大戦果!
しかし、この「夕立」の勇敢さが仇となる。
「夕立」!そこは駄目だ!そこに行ってはいけない・・・
ああ・・・
つづく・・・
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