黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 永遠・・・

バイセンテナリー
それは200周年記念を意味する。
1815年、操業と停止を繰り返すながらも、
頑なに個性的なシングルモルトウイスキーを、
世に送り出し続ける蒸留所がある。


アイラ島のアイラモルトを代表する逸品、
アードベッグ
今まで色々なアードベッグを飲んで来た。
そして、今回その200周年を記念する限定品、


「パーペチューム」
ラテン語で永遠を意味する。
しかし、まあ毎回なのだが、
酒屋さんから案内が来ていた。
一軒だけなのだが、
見落としていた・・・


慌てたが、既に「完売」「完売」
で、いつもの如くオークションに溢れ、
高値高騰・・・
馬鹿馬鹿しい、
しかし数年もすれば、
もっと高値を付けるだろう、
ん〜、高い、高いと言われ一杯売るのに何日も掛かるより、


開封せずに置いていたら、
楽に儲ける事が出来るのだが、
しかしそれを楽しみに、
文句も言わずに飲んでくれる青年も居る。
なら、期待に応えようと、


探した。
何日掛かっただろう、
やっと手に入れたが、
誰も飲んでくれず、
一週間が過ぎ、


昨夜その青年が、
開封・・・


私もやっと飲む事が出来た。
いつもの如く商品説明は一切読まない、
飲んでから、読むようにしている。
答え合わせのようなものと、


変な先入観が入らないようにと、
私が言った事が正確だった事は、
その青年が知っている。
しかし、ヨードにピート、
シェリーにスモーキー、
時間の経過と共に次々と色んなものが現れる。

まるでカーニバル、お祭り騒ぎ


味わいは、初めにかなりの甘味を感じる。
しかし、時間の経過と共に現れる最後の焦げ、
スモーキーを越え、お焦げさん、
凄い焦げている。
口の上側に突き刺すような苦味を感じる。
お餅を焼き過ぎたような、
真っ黒いトーストのような、
いや、焼けた割り箸を口に入れたような、
まあ、入れた事は無いのだが、


自然発生的では無く、
人為的な感じまでする。
バーボン樽に焦げた木の棒を突っ込んだような、
して、絡み合うこのシェリーの香り、
何だろう?
マンサ・・・



まあ、これが私の限界か、
販売価格はかなり控えめ、
が、かなり楽しめる一杯になるだろう、
今夜あたりどうですか?


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