雨が降って来たようだ。
まあ、いつもの如く暇なので、
何とも思わないのだが、
そんな夜に二人組みの男性が、
一人の方が、
「ご無沙汰しております」と、
ん?誰だっけ、見覚えはあるのだが、
まあ、いいか・・・
するともう一人の方が、
初めて来られたようで、
店の中をあちこちと見渡し、
こう言った。
「失礼ですが、この場所でこの品揃え、
大変ご苦労されたのでは」
まあ、その通りなのだが、
「いや、別に好きでやってますから」と、
カクテルを頼まれ、
生のフルーツを絞ると、
「失礼ですが、生のフルーツを絞って、
こんな値段では儲からないでしょう」
まあ、そうなのだが、
「いやいや下町の辺鄙な場所なので、
地代も安いですから」と、
色々と話を聞くと、
いつもは北新地で飲まれていると、
○○クラブに行っていると、
私よりかなりお若いと思うのだが、
その若さでそのクラブに行かれるとは、
「ご存知ですか」と、
「勿論です」と、
ウイスキーも良く知っておられる。
すると、
「失礼ですが、ご苦労されているマスターに、
一杯差し上げてもよろしいですか」と、
「いやいやお気遣い無く」と、
お断りしたのだが、
どうしてもと言われ、
「私の好きなロイヤル・サルートで宜しいですか」と、
「では、頂きます」と、
一緒に来られた方にも、
「あなたもどうぞ」と、
カルテルをお二人で数杯、
ウイスキーを数杯、
「今日はこの辺で、又来ます」と、
計算し伝票をお渡しすると、
「おかしいのでは」と、
んん?
「安すぎますよ、間違いでは無いですか」と、
いや、別に間違えて無いのだが、
確かに当店の「ロイヤル・サルート」の値段は、
北新地ではあり得ない値段だろう、
「いやいや、十分頂いてますので」と、
首を傾げながら、お二人は帰られた。
この町の人達とは真っ向から違う反応、
安過ぎると言う、
こんな人達ばかり来てくれたら、
私の酒の量も極端に減るだろう、
等と考えながら、
片付けていると、
そのお二人が戻って来られた。
忘れ物か?
すると、
「私がマスターに差し上げた
ロイヤル・サルートを付けていないのでは」と、
そ、それを言う為のわざわざ戻って来られたのか、
「ちゃんと頂いてますよ」と、
思わず笑ってしまった。
何と真面目な方なのだと、
我が町の人達、
外から来た人達で、
当店の評価は真っ二つに分かれる。
実に面白い仕事をさせて頂いている事に、
後者は勿論、前者にも、
感謝すべきなのだろう・・・
そして告知があります。
長期熟成ボトルの開封が、
6月6日(土)
もう一つは、
お笑いマニアで、プロレスマニアの、
ゴロツキ芸人、
関西ローカル番組、
「クイズ紳助君」
で、活躍していた。
元「なにわ突撃隊」
「柳瀬たかお」君の誕生日パーティーを、
6月7日(日)に開催します。
だから、どうと言う事も無く、
何のサプライズもありませんが、
お時間ある方はどうぞ!
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