黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 樽の話

イチローモルト」さんから、
新樽が出来ましたとDMが来た。


では、少し樽の話を、
樽=熟成なのだが、
まだまだこの熟成に関しては、
よく解っていない事が多い、


樽には大きさの違いの樽があり、
何かに使用した再利用の樽もある。
勿論、新樽も、
では、その違いは、


これだ。

上はバーボン樽、
下が新樽の熟成、
左がシェリー樽の熟成だが色が濃くなる。


が、シェリーと一口に言っても、
シェリーには様々な種類がある。

左から4つ目がオロロソ、
一番色が濃いのが、
ペドロヒメニス、極甘品種、
これなのだが、

ラフロイグ PXカスク


ここまでは、ウイスキーファンなら一般的な話なのだが、
が、種類が同じでも、
シェリー酒も造り手、メーカーによって味わいが違うのは当然、
と、なると厳密には何という種類の何と言う銘柄なのか、
と言う事になり、
迷宮に入る。


又、一言でバーボン樽と言うが、
当然バーボンも全て味わいは違う、
ワイルドターキーとメーカーズマークは味が違うから値段も違い、
好みも違う、
では何のバーボン樽なのか?


もっと迷宮に入る・・・
あなたはご存知でしたか?
いや、ウイスキーの事をご存知ですか?



樽は100あれば100違う味になる。
1000あれば1000違う味になる。
又、出来の良い樽、悪い樽があり、
樽によって、アルコール度数も様々、
それを考えれば無限・・・



餅は餅屋
その餅屋ですら、
ウイスキーの奥の深さには閉口する・・・

樽とオークに魅せられて―森の王(クエルクス)の恵み、ウイスキー・ワイン・山海の幸

樽とオークに魅せられて―森の王(クエルクス)の恵み、ウイスキー・ワイン・山海の幸

ウイスキーの教科書 改訂版

ウイスキーの教科書 改訂版

シェリー、ポート、マデイラの本

シェリー、ポート、マデイラの本

参考文献
ウイスキーの教科書  橋口孝司
シェリー、ポート、マディラの本 明比淑子著

例え一冊でも読めばあなたの世界は広がりますよ!
私は誘うだけ、理解し体験するのは、


あなたです・・・
鳥井さん、竹鶴さんの苦労を汲み取る為にも、
そう思いませんか?
そして私も非力ながら今夜も闘う、