黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

あの夏の甲子園・・・

雲は湧き 光あふれて
天高く 純白の玉今日ぞ飛ぶ
若人よいざ 
まなじりは 歓呼にこたえ
いさぎよし ほほえむ希望
ああ栄冠は君に輝く

 

あの夏の甲子園、1945年、

第5回目の西宮の空襲は

8月5日の夜半から6日に及んだ。

甲子園のグランドには大量の傷痍弾が突き刺さり、

ハリネズミのようになっていたと言う、

 

 

ハリネズミのように・・・

一体どう言う状況だったのか、

想像出来るような、

出来ないような、

 

 

焼夷弾がハリネズミ?

そんな中を人々が右往左往して逃げ回る。

正に地獄だ・・・

いや違う、総務省の資料によると、

市民はこの時、防火のためにめざましい活躍を示したとある。

しかし物量を越える波状攻撃に効果を挙げれなかったと、

西宮市民は戦っていたのだ。

が、この時、西宮神社が焼失する。

国宝建造物を失う、投下されのは、

境内に小型爆弾2発、傷痍弾300発以上・・・

 

 

 

私の父は戦争に行っている。

が、父は内地の人達の方が苦労していると、

よく語っていた。

 

 

確かに、今になれば、

それも解る。

大阪大空襲で母はどこをどう逃げたのか、

気がつけば朝だったと、

それはそうだろう、

どこをどう攻撃してくるのか、

全く解らないのだ。

 

 

火の手が上がれば逃げる。

又、上がれば逃げる。

その繰り返し、

母はまだ18歳だった。

高校生が小学生の二人の親戚の子を連れて、

焼夷弾の雨の中を、

完全なる地獄だ・・・

 

 

西宮の戦争体験者が語っている。

あの廃墟の中で、

もう二度と甲子園の高校野球等出来ないと思ったと、

しかし、今年、100年を迎える甲子園、

照りつける太陽の中、

球児達の元気な声が響くだろう、

 

 

又、この賛歌を聴けば、

荒れ果てて廃墟のようになった甲子園を思い出すと、

そして、こう書かれていた。

 

 

平和だから、戦争がないから、

こうして野球の大会が出来るのだ。

このことを絶対に忘れてはならないと・・・

 

 

球児たちよ、君達が駆け回るそのグランドは、

焼夷弾がハリネズミのように突き刺さっていたと言う、

色んな先人達の思い、

復興に力を注いでくれた人々の事を忘れずに、

是非、悔い無きように、戦って頂きたい・・・

栄冠は君に輝く

 

 

 


栄冠は君に輝く ~全国高等学校野球選手権大会の歌~ - YouTube

 

barin.hatenadiary.jp

 

*お知らせ

8月13日(木)~8月15日(土)の三日間、

ささやかながら15周年を開催します。

ご来店の方にはBARinオリジナルコースター3枚セット、

三日間の先着5名様に、

スパークリングワインか赤ワインのフルボトルを、

プレゼント致します。

お時間のある方は是非!

お待ちしております!

 

尚、お祝いのお花は店が狭いので、

ご遠慮頂いています。

甲子園100年

戦後70年

BARin15年・・・

 

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