昨日「達磨信」さんと言う方の、
BARでのマナー等のコラムを貼り付けた。↓
この中で「お勧めを下さい!」と言うのがいけないと言うのは、
最もな話なのだが、
「おまかせ」もいけないと書いているのだが、
氏も書かれているが、
「おまかせで」と、
初めて来た方に、
いきなり言われると、
どうする事も出来ないし、
確かに当店で一番高いのを出しても、
文句を言われる筋合いは無い、
「おまかせ」なのだから、
が、当店はほぼウイスキーの初心者が訪れるので、
「おまかせ」の方が殆どだ。
要は言い方なのだが、
こう言われるといくらでも出せる。
「ウイスキーは初心者なのですが、
シングルモルトを飲んでみたいのですが
初心者向けのをお願いします」
「なら、これなどはどうですか」と、
又、「日頃、マッカランやグレンリベットを飲んでますが、
そういう感じで何かありますか」
「では、これはどうでしょうか」
と、まあこういう具合なのだが、
昨今、急激に増えるウイスキー、
特にシングルモルトウイスキーは、
毎月、次々と新しいラインナップが現れる。
飲み手のお客さんにはそこまで解らない、
今の時代は、私は説明と案内が必要だと思う、
が、一番駄目なのが、
「俺は、ウイスキーを知っている」
「BARなんてこんなものだ」
と、言う風に来られると、
教えると言う事が出来なくなる。
何も言えない、全て解っていると、
おっしゃっているのだから、
と、言う事だ。
BARとは何か?
未だに私も勉強中、
ウイスキーに関しては、
まだ、扉を開いた程度だろう、
ここまでは理解出来ただろうか?
「俺は知ってる」「俺は解っている」
そういう人に限って、
100%言い切れるが、
知っている人は未だかつて居なかった。
知っている方はウイスキーの奥の深さに、
知っている等と口が裂けても言えないと言う、
先日も、ウイスキーを俺は知っていると言う方に、
一時間ほどサントリー山崎の蒸留所の話をされた。
君も行った方が良いと、
そうすればウイスキーが解ると、
まあ、多分、あなたよりも何度も行ってるし、
ネットの動画や資料、本、
色んなBARのマスターのブログ等で、
スコットランドの蒸留所もほぼ見ている、
それに、延べどれだけの時間を費やして来たか、
が、面倒臭いので、
「はあ、そうですか」と、
言った。
まあ、それが悪いのだが、
基本お客さんなので、
無碍にも出来ない、
故に「裸の王様」を作ってしまい、
そこらじゅうに繁殖する。
「裸の王様」天国、
この人は又別の店でも同じ事をするのだろう、
まあ、気付かない限り恥ずかしくは無いし、
気付く事も無いだろう、
あなたも「裸の王様」になってませんか?
幾ら知ってると言っても、
解っている方、
解っていない方は、
オーダーする飲み物、
コメントの一言、BARでの所作を見れば、
一瞬で解るのだが、
どうしてそんな見栄を張るのか、
それが不思議だ。
ましてや見栄の張り方が間違っている。
しかし、味わいの違いや、
香りの違いが解る人は、
生まれ付いて歌が上手い、
絵が上手いのような、
才能のようなものである事も確か、
初心者の言葉に何度か驚いた事がある。
あなどれない初心者も居る事も確かだ。
だからBARは楽しい!
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