この歳になって解る事が多々ある。
そういう事をお話ししていたのは、
十数年来の常連氏、
年に数回お会いするかしないか、
そんな関係を続けていたのが、
最近頻繁にお会いする事に、
微妙な緊迫感は否めなかった。
氏は東京で事業をされている。
多忙の中、実家のある大阪に、
察しはしていたのだが・・・
何気ない夜だった。
二人っきりになった。
こういう時は私から口を開いてはいけない、
古池や蛙飛び込む・・・
水の音が聞こえた。
氏が語った。
やはりそうでしたか・・・
しかし私達日本人の先人は、
良い言葉を残しております。
「散る桜 残る桜も 散る桜」
全ての偶然が重なり合い、
お会いできた事を、
心から感謝すると共に、
この場を借りて謹んで
お悔やみ申し上げます。