もうすぐ15年、
下町で何を怒っているのか、
解らない、おばさん、おじさんを相手にして来た。
何故、怒られてるのか、
私は全国にあるBARと言うお店を出しただけなのだが、
この大正区と言う町では初めての事だった。
BARが何か、BARではどう楽しむのか、
そう言う事が全く解らない人達が押しかけ、
意味の解らない事で怒り出す毎日、
女性が居ない、
値段が高い、
何でもいい、
早く出せ!
BARと言う文化がここまで浸透していないのか、
愕然とした。
一番多いのは何故チューハイが無いのだ。
BARですから・・・
消費増税後、苦しい毎日を送っている。
あれは無いのか、
これを入れてろ、
俄かBAR通を気取った人達にそう言われ、
購入したら来なくなる。
お客さんは気まぐれ、
解ってはいるが言われると、
買わなければ又怒る。
しかし、全く来なくなれば、
全てはデットストック、
商売としてのBARなのか?
生きがいとしてしてのBARなのか?
サントりーなのか、
ニッカなのか、
それでも頑なに、
今まで貫いてきた。
もう、そろそろ私の役目も終わったのでは、
最近、そう思う、
この町で味わうお酒と言う文化に辿り着くには、
まだまだ何十年と掛かるだろう、
そういう虚無感の中、
昨夜、凄い事が起こった。
つづく・・・