かなり前だった。
店に来るなりモルト通でテニスファンのBAGSさんが言った。
「マイケルチャンがコーチを受けましたよ!」
「ええっ!それは凄い!」
ボルグでも、マッケンローでも、レンドルでも無い、
やはりマイケルチャンなのだ。
そう錦織圭の専属コーチ、
高校時代テニス部に所属していた私、
テニスを少しかじった程度でも、
彼がコーチに付くと言う事が、
凄い事は解るし、
何よりあの諦めない力、
ハングリー精神、
スタミナテニス、
日本人に合ったスタイルだと思う、
何故ならマラソン、
オリンピックで短距離ではなかなか活躍できない、
日本人だがマラソンは常に上位をキープしている。
マイケルチャンのマラソンテニス、
彼は5時間を越える試合も経験している。
何がどうかよく解らないが行ける。
が、準決勝は地上波の放送は無し、
何をしているのだ日本よ!
単身若武者が前人未到の戦いに挑むと言うのに・・・
仕方ない、
スマホでテニス速報を、
そんなに時差は無いはずだ。
店が遅くなり、
慌ててビール片手に、
ネットを開くと、
か、勝ってる・・・
リードしている・・・
そして、
「第4セット」
【第4ゲーム】 40−30からのジョコビッチの
サーブリターンがアウトになり錦織がキープ。
リードを保つ。
興奮した。
何度も何度もネットにアクセス、
【第5ゲーム】 30−0からジョコビッチが
2本連続サービスエース。ジョコビッチがキープ。
キープされたのか、どんまい、どんまい・・・
【第6ゲーム】 錦織は30−30からフォアのストレートを決め、
40−30。最後はジョコビッチのショットがサイドに外れ、
錦織が1ブレーク差を守るサーブキープ。
よっしゃー!
ま、まさか・・・
【第9ゲーム】 15−30と錦織がポイント先行。
さらにリターンエースで錦織マッチポイント。
ジョコビッチが1本返して30−40。
最後はジョコビッチのショットがエンドラインを越えアウトに
。錦織勝った!決勝進出だ!
錦織は両腕を大きく広げて喜びを爆発させた。
完全勝利、驚いた・・・
おめでとう!錦織選手!
そしてありがとう!
マイケルチャンコーチ!
日本人初の4大タイトル決勝進出!
さあ!日本人初優勝に向かってもう一度頑張れ!
地上波は無いのか・・・
馬鹿か・・・