黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

M1号 2

グレートM、
前半現れるとムッシュM、
すこぶる紳士で映画マニア、
しかし深夜に差し掛かる頃に現れると、
グレートMと言う怪獣に変貌する。


しかし終戦記念日の前夜、
グレートMを通り越し、
大和級怪獣「M1号」と化した。
しかし間の悪い事に、
その日初めて来た一人の少女が・・・


そういう時は次々と何かが起こるもので、
体格の大きな社会人ラグビー選手が3名、
カウンターが混み出した。
仕方なく少女をM1号の隣に、


が、この少女若いのだが、
何故か古い映画等をよく知っている。
が、それは手榴弾を持って、
火の中に入るようなものだ。

「ならが君はこのままアメリカの飼い犬で・・・」
社会主義におけるナチャラリズム・・・」
「北のミサイルを阻止する為に・・・」


怪獣M1号が火を吐き出した。
や、やっぱり・・・
「ちょっと待って下さい、二十歳の子にそれは・・・」
と、仕方なく阻止しに行った。


そ、その時だった。
聞こえる、音楽が、テーマーが・・・
ダ、ダ、ダ ダダダ、ダダダン、
これは・・・


ダースベーダーのテーマ、
何人も寄せ付けない、
当店一の酒豪、
あ嬢が現れた。


そこでその少女の横に誘導した。
結果M1号とあ嬢に挟まれた少女、
少女の運命やいかに・・・


ゴングのようなものが聞こえ、
店中に大音量でこの歌が流れたような気がした。



      つづく・・・