黄昏ウイスキー 

大阪は京セラドーム前の大人の小さなBAR「BARin」の日記 

モルトマニア

たまに来る方だが自宅に恐ろしい数の
シングルモルトウイスキーを、
所有されて居る方が居られる。
先日、遅くに現れた。


かなり前に書いた事がある。
小学生のモルトマニア、
アードベックのコルクを匂い、
アードベック!と叫んだ。
当時小学5年生の父親、


以前はあれは無いのか、
あれは入れないのかと、
かなり困らせてくれたが、
先日は「BARで置く酒と、
私達が買う酒は違うんですね」


成長する人は成長するのか、
その通りです。
あくまで私は商売、
出ないお酒で店が埋まれば、
潰れてしまう、簡単な話なのだが、


少し知っている方はどうしても、
知っていると言う事が言いたくなるようだ。
仕方ないのだが、
そしてこうも言われた。


「やはり、その店、その店の傾向があり、
BARによって品揃えが変わり、
その店のマスターの意図などがわかり出すと、
面白いですね」


あたり前だが、
だからBARは面白いのです。
どこに行っても同じボルトなら、
面白くも無いだろう、
そうならない為に日々勉強し、
精進している。


簡単な事なのだが、
その簡単な事に以外と人は気づかない、
しかしよくご存知だ、
モルトの飲み頃まで拘っている。


あまり私としては触れたく無いのだが、
確かにモルトは変化する。
高価になれば顕著に現れる。
私の場合はブラックボウモアがその象徴だが、
他にも、ビンテージやオールドボトルで、
何度か経験した。


開栓直後の立ち上がる香り、
残り僅かな時の熟成感、
飲み頃はあるのだが、
それは私の場合で、
嗜好品である以上、
万人に共通するものではない、


よく、「これは以前飲みましたから」
「これは試飲会で飲みましたから」
と、言う方が多いが、
ブレンダー様か神様か?

一杯で全てが解るなら、
代わって頂きたい、
まずは一本、それも一年ほど掛けて、
私は仕事上、常に暇な時棚から出して、
変化を出来る限り記憶している。

しかしまだ変化の事を口にしたのは、
数人、が、これからは増えて来るはず、
この変化を私は瓶内熟成とは、
個人的には思わない、
いやそう言う言葉では無いように思うからだ。
そう思う方はそれでいいと思うが、
多分数年後には何らかの適切な表現になるだろうが、


今の時点ではモルト特有の変化だと思う、
そしてこういう議論がしたければ、
店に来て話しましょう、
私は店で商売をしていますから・・・