黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

まだ見ぬ君へ

橋下市長が先日TV出演された時、
こんな事を話されてた。
大阪が良くなった事も沢山あると、
しかし人はそれを褒め称えない、
悪い事ばかり、悪いと責められると、


そ、そんな事・・・
今更お知りになったのですか?
私は20年も前から知ってますが、
店には高い物もあれば、
安く値段を付けついる物もある。


その高い物だけを人は高い、高いと、
言うが、安く値段を付けた物を、
安いですねとは決して言わない、
何も言わず、何度も注文する。


早く来て一人氷を切り、
一つ一つ丁寧に磨き、
綺麗な氷で出しても、
誰もそこには感動、
いや関心すらない、


あくまで値段、
しかしこんなに値段の事を言われるのは、
この下町に来てからだ。
価値観の問題なのか、
少しでもいい状態でお酒を飲むのには、
お金が掛かる。


夏場暑くなれば早く来て、
お酒が痛まないようにクーラーを掛ける。
暑い街のBARでは、一日中クーラーを掛けている
店もある。
全ては一杯の為に、


まあ、書いても無駄かも知れないこのブログだが、
次の世代が値段、値段にならないように、
書かなければ、
綺麗な氷、豪華なグラス、軽妙な話、
全てがその一杯に注がれている。


それがBARなのだ。
拝啓 まだ見ぬ君へ