黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

激動の20年・・・

私が店を始めて来年で20年、
この20年が、
激動の時代だったと言う事に、
最近、実感しだした。


激動、正にその言葉に尽きる。
全く変わってしまった。
その時代の移ろいを第一線で見る事になった。
泳いでも。泳いでも辿り着けない仕事、


完全に様変わりをしたのは、
そう「ウイスキー」
この20年、激変した。


その結果50代以上の方は、
完全なる浦島太郎のようになってしまっている。


私と同世代の方々、
その方々が若い時には、
こんなにもウイスキーは無かった。


そして子育て等で忙しく、
やっと手が離れ、
BARに来たら、
見慣れないお酒がひしめき合っている。


だから「バーボン」
「バーボン水割り」


仕方の無い話なのだ。
その当時バーボンが主流だった。
ハーパーやローゼス、ターキー、
メーカーズが珍しい時代があった。


しかし急激にシングルモルトが増加、
ブラックバスのように在来種を食い尽くし、
ウイスキー界のバランスを崩した。


昔は2年や3年、いや5年でも、
そんなにウイスキーの銘柄は変わらなかったが、
現在は毎月、数本の新しい銘柄が登場する。


このスピードなら、
まず若い方で無いと追いつけないだろう、
当店でも20代の方は、
ネットでその情報を調べてから来られる。


すごい情報量を持っている。
なのでこちらも日々精進しないと、
期待に応えられない、

60代は「スコッチをくれ」
50代は「バーボンをくれ」

しかし世の中は急速に変化している事も、
感じて頂きたいと言うのはあくまで私の願望なのだが、


毎月こんなウイスキーや、

こんなウイスキーや、

こんなウイスキーが、

入荷し続けている。

選択肢は五万とある事も、
知って頂きたい・・・

時代はあなたを置いて進化し続けている。