黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒通信 シングルカスク 1999

たまにだけ、市場に流れるウイスキーがある。
これは、どうやって手に入れるのだ。
以前はさほど気にならなかったが、
少し前から気になり始め、
調べてみた。


意外と簡単な結果だった。
後は待つだけ、
数ヶ月が過ぎた先日、
昼過ぎにメールをチェック、
いきなり出ていた。


しかも2種類、
しかも一人2本まで、
1本づつにするか、
同じ物を2本買うか、
いや多分悩んでいる暇は無い、


すぐさま購入、
同じ物を2本買った。
夕方、やはり気になりもう一度見ると、
「完売いたしました」
やっぱり・・・


もう1本もその数時間後、
完売した。
このスピードなら普通に会社で勤めている方では、
かなり購入は難しい、
毎日メールを確認しなければ、


数十年前、日本の酒税法は緩く、
粗悪なウイスキーが出回り、
海外からは「ウイスキーではない」とまで言われていた。
そして迎えた21世紀、
2001年の出来事だった。


ウイスキーマガジンのコンテストで、
最高得点(ベスト・オブザ・ベスト)に輝いた。
日本のウイスキーがあった。
私も数本購入し、何度か飲んだが、
十数年経った今でも、
その強烈な印象は全く色あせない、


日本のウイスキーのイメージを一変させた。


「シングルカスク 余市 1999」
貯蔵倉庫 NO25
樽詰日 1999,2,24
瓶詰日 2014、4、9
樽番号 403026


世紀末からやって来た。
誰もが唸る一期一会のウイスキー