黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

幕末の謎・・・3

歴史は面白い、
何故面白いかと言うと、
歴史は生き物、日々新事実、
真相が現れる。

桂早之助
「京都見廻り組」
龍馬暗殺実行犯の一人、
しかし、龍馬の人気が伺えるのは、


龍馬暗殺に関して、
一体どれだけの諸説がある事か、
紀州藩説、西郷黒幕説、フリーメンソン等など、
書き出したら、止まらない、


それが少し前、
NHKで放送された番組で、
この「桂早之助」を取り上げていた。


1994年京都は霊山歴史館に、
一本の刀が寄贈される。
その刀こそが龍馬を斬ったとされる。
桂早之助」の刀だった。



そして初めの一撃は、
龍馬が座ったままだったのではと、
確かに後ろの掛軸に飛んだとされる血の位置では、
座っていたのだろうと、
思われる。


こんな事と比べれば失礼だが、
先日、カレーうどんの汁はどう飛ぶのか、
と、言う番組を観た。
スーパースローで再生していたが、


確かにその軌道とも似ていた。
あまり詳しく書くと長くなりそうなので、
少し簡単に、
この「桂早之助」の流派なのだが、
その名を「西岡是心流


この流派、変則二刀流だと番組では伝えていた。
何と、小太刀を右手、大刀を左手、
ただの左利きかと思ったのだが、
巻物にも、確かに「右ハコジナイ」と言う風に書かれていた。


そこで「桂早之助」は、
大刀を畳に置き、
脇差を差し、龍馬と対峙したと言うのだが、
それが本当なら、
相手を油断させ、脇差で襲う、
恐るべし暗殺剣ではないか、
しかし、何かしっくりしない、
と、何日か色々と調べた。


そしてある御仁の記事に辿り着いた。
この方は、日本刀に精通し、
武術もたしなんでおられる。
その記事には、このNHKの放送に苦言を呈しておられた。



こういう事を書かれていた。
「右ハ小ジナイニテツカウナリ」を右小刀・左大刀の二刀流とするのは、
番組製作者の早計な解釈も甚だしいと思われる。


これは、どういう事かと言うと、
巻物にはこう書かれている。


丸箸ノ位

一 五本有リ
右ハ小ジナイニテツカウナリ



これが縦書きなのだから、
そのまま素直に解釈すれば、
「右ハ」とは、右の技を解説するなら、
と、言う事だと、
それを「右手」と言うのは、
番組の猟奇的な演出であると、
確かにその通りだろう、


右手で持つものを、
いきなり「右ハ」等とは言わないだろう、
渓流殿 ありがとうございました。
すっきりしました。



尚、この事件を明治になり供述した。
実行犯の一人「今井信郎」も、
直心影流・榊原鍵吉に入門、
20歳で免許皆伝、


そして独自に「片手打ち」と言う技を生み出すが、
師により封印されている。
そして「小太刀日本一」の「佐々木只三郎


そして名刀「出羽大掾藤原国路」を持ち、
晩年、弟や弟子等に龍馬を斬ったと述べている。
渡辺篤
この剣士も「西岡是心流」の使い手なのだ。

これが真実なら、
龍馬はとんでんも無い暗殺部隊に狙われた事になる。


しかし、やはり、
何とか逃げ延びて欲しかった・・・
そして、本当の黒幕は誰なのか、
いや、黒幕は居たのか・・・
今更ではあるが、いつか真実が明らかになる事を願う・・・


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