黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

酒乱人

お酒を扱うので、
お酒の恐さをいやと言う程知っている。
豹変と言うのだが、
一瞬にして、人格の変わる人が居る。


酒乱・・・
これが、私達の一番の天敵なのだが、
そういう人に限って、
外面が良い、


そして、誰かが居ると何もしない、
ある特定の人間の前でしかしない、
そうなると、
「あの子に限ってそんな事は無い・・・」
と、なる。


しかし、悩まされ続けた。
酒乱・・・
これから書く事は、
誓ってノンフィクションである。


昔から、良く知る女性、
人前では、明るく可愛らしいのだが、
深酒をすると帰らなくなる。


そして、誰も居なくなると豹変・・・
何度、暴れた事か、
色々と我慢していた事が、爆発するのだが、
私は一切関係ない、


前に付き合っていた男性に、
お金を取られたとか、
好きだったお父さんが死んだとか、
それを私のせいだと・・・
理不尽と言う言葉では、
足りない、それ以上のものなのだが、
もう、日本語には無い・・・


私は次の日も仕事だ。
追い出して、鍵を掛けると、

「ごめん下さい!」
「こんばんは!」
と、ドンドンとドアを叩く、
それも永遠に、


凄まじい体力と執念、
一度、あまりに暴れるので、
カウンターから、ホースで水を掛けた。
すると、平泳ぎのように、
両手で水をかくように、前に前に、
進んで来た。


本人は一生懸命泳いでるつもりのようだ。
別の日あまりに泥酔になり、暴れ、
こけて壁に激突、
プロレスラーのように、


頭から血を流した。
仕方ないから、病院に連れて行った。
すると、医者に別室に来てくれと、
呼ばれた。
DVの容疑を掛けられたようだ。


すると、診察室で大暴れしているようで、
大声が聞こえた。
看護婦さんが、
「止めて下さい、落ち着いて下さい」と、
必死で止めている。


その声を聞き医者が、ポツリと、
「酒乱・・・」
と、言ったので、
「です。」と言った。


続けて、
「ご苦労様です」
と、言われた。
その時の高額な治療費も私が払った。


そして、その女性の口癖は、
「酔ってて覚えてないから、仕方ないやん!」
酔っていても、犯罪は犯罪なのだ・・・・


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