黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

ナッシュビル

昔で言えば、骨董品屋、
今はリサイクルショップ
色々と買い物があり、
近所の商店街をウロウロ、


そこに最近出来た「リサイクルショップ」が、
以前、覗いたら、「SUZUKI」と書かれた。
フルアコのギターが、
これは、多分日本の「スズキバイオリン」製のギター、
ん〜、カッコいいが、少しお高い、


最近、親愛なる兄貴「桑名正博」氏の影響で、
兄貴の歌を弾いてくれと、リクエストが多い、
が、兄貴は、弦を指で弾いていたが、
今の私のギターでは、大きな音が出ない、


と、思っていたら、その店に、
トップ単板と書かれたギターが、
単板とは、合板では無く、
一枚の板で作られたギターなのだが、


昔、そのギターは指で弾くのに、適していると聞いた事がある。


店の奥にひっそりと飾られた古いギター、
1970年物だと、
「触っていいですか?」と、
「どうぞ」と、


何年、弦を張り替えていないのだ。
完全に錆びついている。
少し鳴らしてみた。


んんんんん?
何だこの音、こんな錆ついた弦で、
何と言う音だ・・・


ほ、欲しい・・・
「すいません、もう少し安くならないですか?」

数秒、沈黙・・・
おじさんが、にっこり、
「いいですよ」


「では、弦とケースを付けますよ」
しかし、問題はこれ!

ナッシュビル」???
知らない・・・
確かテネシー州、「ナッシュビル」はカントリー音楽の聖地、
有名なギターのメーカー「ギブソン」のある町、


海外製?日本製?
が、ギターは相性だ。
フィーリングが合えばそれでいい、


「では、これ下さい」
出た!衝動買い!

夕暮れ、店で弦を張り替えた。
アルバイトの「ハルク」が来た。
元従業員の「金髪」が来た。


弦を張っている時に、確信した。
チューニングを合わせ、
皆の前で、「お前ら、驚くよ」と、

ネックを握り、渾身の力で、
上から、下に、


地響きのような、爆音が鳴った。
思った通り、これ激鳴りギターだ。
凄い音が鳴る。声が付いていけない・・・


次の日、色々と調べた。
私が一番欲しいギターに
「ギルド」と言うギターがあるのだが、
どうもそれのコピー品のようだ。


そして作り手は日本を代表するギターのメーカー
長渕剛さん等など、沢山の有名アーティストが使用している
「タカミネ」のようだ。
その「タカミネ」が「ギルト」のギターのコーピーとして、
70年代に発売したのが、これ、
ナッシュビル」なのだ。
最近、この70年代の日本製のギターが見直されている。
やはり、日本の職人さんは腕が良いのだ。
「タカミネ ナッシュビル」と検索すると、
新品なら、驚く程、高価な値段が付いている。


そして、オール単板のギターは、
弾き込めば、
弾き込むほど、音が鳴る。、
逆に弾きこまないといい音が出ないと、


これは、トップ単板、
これもそうなのだろうか?


ボロボロのギターだが、
爆発的な音が出る。
これで、指で弾いてもいい音が出るだろう、
が、技術が・・・伴わない・・・残念・・・


一度聞きに来て下さい、
ナッシュビル」の響きを!

で、幾らで買ったかって、
それは、お店で!


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