黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

ヴェスパー 3

1950年代の冷戦時代の、
平和を願い、「007カジノ・ロワイヤル
原作者「イアン・フレミング」が考案したのでは、無いかと言う、
「ヴェスパー・マティーニ


007こと、ジェームス・ボンドが飲むカクテル、
ジンは「イギリス」
リレは「フランス」
そして、ウオッカは「ロシアとアメリカ」
と私は思った。


作家の「東理夫」氏はウオッカが「ロシア」で、
レモンが「アメリカ」と書いていたのだが、
あえて「スミノフ」なのなら、
昨日も書いたが、
ロシア生まれだが、アメリカで、生産、販売と、
言う事になり、
二つの国が含まれる。


では、レモンは何だ?
こういう事を考え出すと、何故か止まらない、
この「ヴェスパー」
ジェームス・ボンドが愛した女性の名前だが、
意味は、「宵の明星」


丸いレモンの皮を沈めるのなら、
それを、「宵の明星」としたのだろうか、
しかし、レモンをらせん状に、飾ると言うレシピも書いてある。


が、面白い事を見つけた。
「ヴェスパー」のもう一つの意味、

「晩課」

これは、キリスト教で行われる。
日に何度かある祈り、
よくは解らないが、


「晩課」は日没後の行われる「時課」の一つ、
そして、その「晩課」が一日の初めの祈りとなると、
なるほど、では、ジェームスボンドは、これを飲んで、
仕事に取り掛かるのだが、このカクテルは祈りだったのか?


と、言う事は、もしや、丸いレモンの皮を沈めるのなら、
それは、神父さんが礼拝の時、
子供等の口に、入れる。


丸いパンのような、おせんべいのような、
「聖体」


「ホスチア」をイメージしているのでは・・・


と、カクテルとは、面白い、まだまだ「イアン・フレミンング」氏は、
色々と、意味深な事を隠しているのでは無いだろうか、
一度ゆっくり原作を読んでみたいものだ。


そして、余談だが、
この007に影響を受けた。
日本のアニメ、石ノ森章太郎氏の代表作「サイボーグ 009」
なのだが、ここに登場する。
不思議な力を持つ、赤ん坊「001」
設定はロシア人、
が、名前を「イワン・ウイスキー」と言う、

ロシア人なのに、ウイスキーとは、
これまた、意味深だ・・・


して、何故、今「007」なのか?
それは、これ!もうすぐ公開、「007スカイフォール
さあ、「ヴェスパー・マティーニ」は登場するのか?



あなたもどうですか?
キンキンに冷えた「ヴェスパー・マティーニ」を
そのままのレシピなら、量が多すぎるので、
60mlに直してのご提供です。
では、タクヘイ君、どうぞ!


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