黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

激痛5・・・・

長くなってしまいまして、
どうもすいません。
それほど悪夢だったのか、
椎間板ヘルニア


私は一人、カレーを食べ、
手術の時間を待った。
待つための病室に案内されると、
そこには6人程の男性が、
私はどうも、一番最後のようだ。


最初の患者さんが運ばれて行った。
30分程で帰って来た。
感想が、
「あっと言う間でした。何も感じませんよ」


おおーっ!本と一緒だ。
今度は次の患者さんが、
帰って来た。
顔が真っ青だ。
感想が、
「死ぬかと思った・・・」


ええーっ!
どうも、神経の当たり具合で、痛みが違うようだ。
次の人はセーフ、
その次の人はアウト!
私はどうなるのだ・・・
砂漠で迷った旅人のように、
口の中がカラカラに乾いて来た。
私の番が来た。
手術室、
な、何だここは?


宇宙戦艦「ヤマト」のコックピットのような部屋、
沢山の人がいる。
そこに古代進が座るような席に女の人が座っている。
そして、「エネルギー充填完了」のような事を言った。
驚くのはまだ早い、2階に黒人の白衣を来た。
外国の先生が数人、
手術台の周りも、先生だらけ、
皆、見学に来ているようだ。


そして、現れたのが、
和田勉・・・
えええーっ、和田勉はここの院長だったのだ。
白衣のボタン止めろよ、
と、思ったが、有無も言わさず、
局部麻酔を打ち、
なんか長い針金のような物を腰に、
それが、頭の所にあるTVのようなもので、
入っていく画像が見える。


「我慢できない時は言いなさい」
と、和田勉が言った。
「よし!」と言う和田勉
古代進が「発射!」


次の瞬間、意味の解らない激痛が頭の先に突き抜けた。
そして焦げ臭い匂いが、
涙、鼻水、よだれが同時に流れた。
「む、無理です!!」
と、叫んだ。
和田勉が信じられない言葉を、
「我慢せえ!!」


う、嘘〜・・・・
が、本当に瞬間で終わった。
いや、あれが続いたら、絶命しただろう・・・
少し休み帰る事に、
本当の話だが、
痛みをあまり感じない、
帰り道、うどん屋を発見、
無性に食べたくて入った。


あれ?確かに左足は痺れてはいるが、
普通に歩いている。
立つこともままら無かった私が、
私の2年間は何だったんだ・・・・



帰り道、青空が一層輝いて見えたのは、
言うまでも無い・・・・




       完


私がここで紹介した病院は、現在では名前が変わっております。
そして、私を治療した院長は、現在、東京は銀座で開業しております。
レーザー治療は私の場合は助かりましたが、
全ての方が治るものではありません。
ご忠告までに、

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