黄昏ウイスキー TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さなジガーBAR「BARin」の日記 

うう、涙が・・・

私は以前千葉の流山と言う所に、
少しだけ居た事がある。
そこから、大阪に帰る時、
念願だった「帝釈天」に行った。


いや〜。興奮した「寅屋」があるのだ。
足がすくんで、前に出れなかった。
何故なら、子供の時から「寅さん」の大ファンだった。
お陰で、学生の時、夜店のバイトもした事もある。


山田洋二監督の「幸せの黄色いハンカチ」で寅さんが出てきた時、
一人映画館で、嬉しくて「おお〜っ」と、
声を出してしまった。
そんな私が寅さんで唯一困る事がある。


歌だ。寅さんの歌「男はつらいよ」の
2番「ドブに落ちても根のある奴は、いつかは蓮の花と咲く」を、
聞くと何故か涙が溢れると言う病気なのだ。


そんな私が最近禁煙を始めた。
そこで、仕事柄、運気が無くなりそうで、
ギャンブルは殆どしないのだが、
パチンコに行った。
何故なら、あのタバコの煙が充満している場所で、
タバコが欲しくならないか、
試しに行った。


いや〜、今のパチンコは凄い、
何でもある。
「必殺仕事人」「サイボーグ009」
北斗の拳」「ゲゲゲの鬼太郎


ん?何だ?これは?
それは、寅さんのパチンコ台だった。

へえ〜っと思い座った。
お金を入れると、
桜さんや、ヒロシさん、タコ社長、寅さんがグルグル回る。
すぐに何だが、変な感じになって来た。
様子がおかしい、


すると、懐かしい映画の名シーンが流れ出した。
リリーが歌いだした。
直後風車のようなものがグルグルと回った。
り、リーチなのだが、
111、222、では無く
人情 人情 人情

になった。



どうも凄い大当たりのようなのだ。
玉が出る出る。
そして寅さんが
「わたくし生まれも育ちも葛飾柴又です。
帝釈天で、産湯を使い、性は車、名は寅次郎・・・」


と、語った。ま、まさか・・・
流れてきたメロディーは


「おれが居たんじゃ、お嫁にゃ行けぬ・・・」


こ、これは・・・ま、まずい・・



予感的中、歌は続く、
2番だ。
「ドブに落ちても・・・」


ああ〜、止めてくれ!
と、寅さん歌わないでくれ〜、
だ、駄目だ・・・


な、涙が、涙が止まらない、


50前のロン毛のおっさんが、
パチンコ台の前で泣いている・・・・
周りの人はさぞかし薄気味悪かっただろう、



多分、大当たりしてあまりに嬉しかったのか、
凄い負けていたのかと思っただろう、


しかし、気に入ってそれから何度か行っているのだが、
やはり、大当たりして歌が掛かると、
涙を流しながら、打っている。


パチンコ屋さんの店員の間でも、
変な人だと話題になっているだろうと、
思いながらも・・・・


最後に「寅さん」は「フーテンの寅」と呼ばれますが、
この「フーテン」ですが、
元々は漢字で、意味は精神が異常な人等と言う意味ですが、
それから、ヒッピー等を指すようになり、
今では、仕事も学業もせず、ぶらぶらしている人のことなのですが、
「寅さん」には的屋と言う仕事があるので、
一応「フーテン」では無いと思うのですが、


まあ、この「フーテン」根無し草のような意味もあるので、
そして私達がよく言われる。
「バーテン」と言う言葉はこの「フーテン」と掛けた。
差別用語だとされています。
正確には「バーテンダー」です。