黄昏ウイスキー 

大阪は京セラドーム前の小さなジガーBAR「BARin」の日記 

懐かしい昆虫

ある方のブログで懐かしい昆虫を見た。
その方はカマキリと勘違いされたようだが、
見た瞬間に私は解った。


ナナフシ」だ。
ナナフシモドキ」だ。
いや〜、懐かしい、
擬態昆虫の代表的な存在だ。
木の枝に化ける事が出来る。
世界的には2,500種ほど仲間がいる。
メス単独で子を作る単為生殖だ。



あれは小学生の時、
知り合いの家に行った時、
図鑑を見せて貰った。
昆虫が好きだったので、
昆虫の図鑑だった。



都会の子供、周りに昆虫など殆ど居なかった。
しかも昭和40年初頭、情報も乏しく、
カマキリや、カブトムシ、トンボ、
クワガタ、セミ等は知っていたが、
その図鑑で見たことも無い、変な虫を見た。



それが「ナナフシ」いや「ナナフシモドキ」だった。
モドキと言っても偽者では無く、
ナナフシ(枝)に〜似せたものと言う意味なのだ。
まあ、これは、大人になってから知ったの事なのだが、
その時はこのモドキという言葉が、実に不気味だった。
マグマ大使に確か「人間モドキ」なる者がいた。


本当に木の枝のような虫なのだ。
緑色と褐色がいる。


私は後日、小学校で友達にこう言った。



では大阪弁
私「あんな〜知ってるか、木の枝みたいな虫がおるねん」

友人A「どんなんやねん」

私「ホルモン焼きの串みたいな虫やねん」

友人B「嘘付け、そんなんやったら、どこから飯食うねん、

ほんで折れるやん!」


確かこんなやりとりだった。

完全に嘘つき呼ばわり、


当時私の母は、よく能勢の「妙見山」と言う山によく登っていた。
そこで、私はいきなり「妙見山」に行きたいと言った。
まんまと行く事になったが、
本来「妙見山」は信仰の山だが、
完全に虫取り網を持っている。


そう「ナナフシモドキ」を探し、
友達に見せ、誤解を解くためだ。
しかし、そう簡単には見つからなかった。
それからも他の山に行って探したが、
見つからなかった。
時期的な事もあったのだろう、


それからすぐに「ナナフシモドキ」の事は忘れ、
月日は流れ、かなり大きくなった頃、
波乗りに行った時、
駐車場の角に草が生えていた。
そこに何かが動いた。
近づくと


こ、これは!!!



ナナフシモドキ」だった。


こ、これだ思ったより大きかった。
そして、どうも草を食べているようだ。
食べれるのだ。
捕まえると大人しく、
手に乗って来た。


近くで見た。顔がちゃんとあったが、
恐ろしく恐い顔だった。
確かかなり前の「仮面ライダー」に
そっくりの顔の怪人が出ていたような気がする。


瞬間、あの時のAとBの憎たらしい顔が浮んだ。
ナナフシモドキ」を太陽にかざし、
今更遅いが、「見ろ!これがナナフシモドキだ!」
と、心で叫んだ・・・・


と、懐かしい事を思い出した。
もう一つ、当時の私達の
最大の夢は「カラスアゲハ」を捕まえる事だったが、
しかし山に行くと、
空高く飛ぶ「カラスアゲハ」を指をくわえ、
見上げるだけだった。

そんな思い出ありますか?