「にほんブログ村」と言う、
アクセスのランキングに挑戦するサイトがある。
そこに「酒のいい話」と言うトーナメントがあるのだが、
よく解らないのだが、何事も挑戦だ。
それよりも、昨日、「バー」のカテゴリーで、
300近いクリックを戴いた。
私を1位に押し上げるため、
もうそれだけで、充分いい話だ。
こんな3流バーテンダーの為に、
お金にもならない事を・・・
ありがたい話だ。
人の優しさに触れた。涙が滲んだ午後だった。
では、一つ、本当にあった。
「酒のいい話」を、
だが、これが、いい話かどうかは、
私には解らない、あなたが判断して下さい、
あれは、数年前、
その日は、私にとっては大事な日だった。
2月8日・・・・
私の無二の親友が、海で亡くなった日だ。
毎年、酒と線香をその海に捧げに行く、
その日忙しかった。
行く前に、酒を買えず、仕方なく海の近くのスーパーに、
その店は、閉店が決まったいるようで、
商品が殆ど無かった。
酒も無い・・・
棚の上に数本何かがある。
しかし、梅酒・・・
しかも実が入っているカップのタイプ、
時間が無かった。
それを手に取り、レジへ、
「友よ、今日はすまない」
と、その梅酒を2本海に流した。
手を合わせ、慌てて帰り、店を開けた。
その夜だった。
当時、よく来てくれた方に「GIN」さんと言う方が、
何故なら、「GIN」しか飲まなれないからなのだが、
その方は、建築現場を渡り歩き、
日本中を旅していると、
自分は「旅人」だと、話されていた。
その「GIN」さんが、ふらっと扉を開けた。
カウンターに座ると、
いきなりポケットをゴソゴソと、
何かを取り出そうと、
「今日はマスターにお土産があるねん」
「へぇーありがとうございます!」
「これ!」
と、言ってカウンターに置かれた。
酒が一本・・・
私が今日、海に流した。
実の入った「梅酒」
同じメーカーの、同じ物、
息が詰まり言葉が出ない・・・
声が出ない・・・
思わず下を向いた。
涙がとめどなく流れ出したからだ。
「GIN」さんは驚いていたが、
驚いたのは私の方だ。
こんな事って本当にあるのか・・・
梅酒は飲まない私だが、
その日だけは飲ませて戴いた。
友からの返杯なのだから・・・・
そして、「GIN」さんは、
今、どこの空の下に居るのだろうか、
「GIN」さん、あの時はありがとう・・・
ご協力ありがとうございます。
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