黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

慎平通信

何度か書いたが、私の従兄弟にジャーナリストがいる。
名は坂本慎平、
私のメールに時折、「慎平通信」なるものを送ってくる。
それを今日は紹介します。
まず、昨年末に送られて来た。




内藤陳死す」

添付写真、僕の横は内藤陳さん。一昨日亡くなった。
元コメディアンで、新宿ゴールデン街でバー「深夜プラスワン」
のマスターをしながら書評家としても有名。
推理、ハードボイルド、
サスペンスなどエンターテイメント小説を対象に膨大な書評を書き、
書評集『読まずば死ねるか』は秀逸。
陳さんと交わした会話の中で忘れられないのは、
「つらい時や悲しい時、
一級のエンターテイメント小説は、最高の酒と同じく、
人を勇気づける。
最高の酒を味わいつつ、最良の小説を読む、
その相乗効果を多くの人に伝えたい」という言葉。



ご冥福をお祈りいたします。



そして、今年の初めに送られて来た。
「冒険家の言葉」

添付写真は、冒険家・堀江謙一(73)さんと。
小型ヨットでの無寄港での太平洋横断という、
世界で初めての快挙から今年で丸50年。
僕は関大一高ヨット部OBで、堀江さんの後輩。
今回は取材で会った。
彼は、「どんな職業でも、新開発・新技術はリスクを負わないと突破できない。
また、冒険を成功させ新しい技術を確立させたとしても、
その先にまた新たな壁がある。
それは医療でも同じ。
しかし、必ず突破する人が表れる」と熱く語っていた。


と、言う事である。

堀江さんを映画にした「太平洋ひとりぼっち
の中で、石原裕次郎さんが、
「吹けば、飛ぶような将棋の駒に・・・」
と、歌っていたが、あれは実際に堀江さんも歌ったらしい、
将棋の駒を小さなヨットと重ねたようだ。


又、彼から通信が来たら、
ご紹介します。
ありがとうございました。