黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

夢の有馬記念

さあ!夢の有馬記念だ。
私は、仕事柄、ギャンブルは殆どしない、
毎日が、ギャンブルのような仕事だからだ。
運気を使うようで恐いのだ。


唯一、この有馬記念だけだ。
何故か?それは又、次の機会に・・・
今年は、どうだろうか?
内と、外に、気になる馬がいる。
ん〜、いつもながら、見事な采配だ。
悩ませてくれる。


寺山修二氏がこう言っていた。
「競馬は、馬を買うのではない、自分を買っているのだと」
正に、その通りだ。
競馬は難しい・・・


競馬と言えば、娘が小さな時、
高熱を出した。
4〜5日、家で寝ていた。
つまらなそうだから、
アニメのビデオを借りて来てあげた。


「ミドリ マキバオー
競馬のアニメだ。
自宅にいる間、それを全巻見た。
数日後、すっかり良くなった娘が、
競馬が見たいと言い出した。
ん〜、これはいけない、
そう思い、逆に場外馬券場に連れて行った。


昼間から、酒を飲み、座り込んでるおじさんを見せた。
そして、
「お前の好きな数字、3つぐらい言うてみ〜」
そういうと、娘が数字を3つ言った。
それを書き込み、機械にお金を入れた。
「ほら、見てみ〜、お金取られたやろ、
もう、返ってけぇへんで〜」
娘が、
「ええ〜、」

父として、競馬の恐さを教えた。
そろそろ、発走、モニターのある部屋へ、
手をつないで二人で見ていた。


レースはあっけなく終わった。
「はらな、お前の買った馬は、1と、4、7やろ〜」

ん??1、と、4、と、7・・・・
て、的中している・・・
しかも、穴馬が・・・
辺りをきょろきょろとした。


払い戻しが出た。
えっ・・・・・・
ん・・・・・・・


小さな声で、娘に言った。
「当たった・・」と、
娘と二人、払い戻し機に並んだ。
数千円が、数万円に・・・
お金を取り出した。
娘が見ている。
き、気まずい・・・

娘が見ている。そのお金を、
娘が見ている、見ている・・・


ん〜、仕方ない、帰りに娘が欲しがっていた。
ゲーム機、ゲームソフト、大量に買った。
車の中で、娘が言った。
「お父さん、競馬ってええな〜」
私は「そうやな〜」
としか言えなかった・・・


では、夢の有馬記念へいざ!



もりもり様は何を買うのだろう、
ん〜、気になる・・・