黄昏ウイスキー  TWILIGHT WHISKY

大阪は京セラドーム前の小さな本格的BAR「BARin」の日記 

1906・・・

今夜、午前零時を回り、
誰かが飲んで戴ければ、
開く事になる、時を越えたブランデー


1906・・・
「酒屋を出た老紳士、ブランデーをまるで生まれたての赤子を抱くかのように抱え、
石畳の坂道を、数年前に傷めた右足を少し引きずりながら、登っていた。
婆さん怒るだろうかな、そんな事を考えながら、
暫らくすると、やけにコートのポケットが軽い、
慌てて、触ると、確か酒屋で勘定を払い、右のポケットに入れたはずの財布が無い、
老紳士は振り向いた。少し遠くに黒い物が、石畳の上に、
目を細め、よく見ると確かに財布のようだ。
「ああ〜」老紳士はため息をつき、引き返そうとした瞬間、
一人の青年が走りより、財布を鷲づかみに、そのまま、老紳士とは逆の方向に走り出した。
「ああ、ど、どろ・・」
慌てた老紳士、泥棒と叫びたかったのだが、息が詰まり声が出ない・・
その時、老紳士の横を、黒い影が、疾風のように通り過ぎた。
影は、みるみる点になり、どうも財布を盗んだ青年と、もみ合いになっているようなのだが、
老紳士にはその様子が、よく見えなかった。老紳士は神に祈った。
財布の事よりも、何かもっと別の大事な事を、神に祈った・・・・」


あ〜あ、やってしまった・・・
少し褒められると調子に乗ってしまう・・・
一体何を書いているのだ私は・・・

いや、申し訳ない、
しかし、昨日はコメント欄がオールスターになっていた。
皆様、ありがとうございました。
そこで今日は、少々、コメントを戴いた方に関係のあるお話を、
まずは!どん!

これは、爺様が「やまぼうし」を漬けたブランデーだ。
そこで、ドン!

これが同じ銘柄「プリンス」、気になったので、買ってみた。
今夜でも飲んでみよう、
爺様、又お味は報告しますね!


そして、もりもり様が、バイクを手放し、
その思いを切実に書いていた。
その気持ちはよく解る。
どん!

これは私が手放した「カワサキW650」
又、頑張って、買い戻そうと思っている。


そしてBAR好きな女の人、「Yoshikoi 」様の
ブログで見つけた画像ドン!

これは、見事な牡蠣だ・・・
これを、レモンをさっと・・・NO!!


当店の常連氏諸君なら、解るはずだ。何をかけて食べるか、
正解!「アイラモルト」だ。




「アードベック」や「ボウモア」等の
「アイラモルト」を数滴垂らす。


これは、恐ろしいほど美味い、
しかも、ホロ酔いになる一石二鳥なのだ。
スコットランドアイラ島では、
当然の食べ方なのです。
村上春樹氏の著書でも確か、紹介されていたと思う、
一度ご賞味あれ、と言ってもアイラモルトが無いか・・・
馴染みのBARに牡蠣を持ち込む、ん〜・・
当店でも、一度あったが・・・


最後にiirei 様がブログで紹介されていた。
ジョークの本をお書きになった。
早坂隆氏がこの方です。

写真右の一番手前、
左手の二番目が私の従兄弟、坂本慎平です。
作家仲間で、「ゴールデンタウン」という
同じ野球チームです。
彼は、エース投手らしいですよ、


さあ、今日は1906開封なるか?
多分、明日だろう・・・
開いたら、又、報告いたします。
ありがとうございました。
47歳、最後の日より・・・